「(ターゲットが)星人だったらいくらでも殺せるのに」
多恵を守ろうとする玄野に卒業生ガンツメンバーが言った言葉。
「自分にとってはその人のセリフがパーフェクトアンサーだった」
‘誰の’とは言わないけど、ニノが雑誌で言っていた。
それぞれにそれぞれのパーフェクトアンサーがあるのだとしたら、最初に挙げたセリフが私にとってはパーフェクトアンサーへの鍵だった。
なんのために戦うのか?
ニセ加藤やニセ西から何度となく問われた。
「愛する人を大事なものを守るため」
そのためには星人を殺すことも厭わない。人間じゃない、星人だから。
でも、それって見方を変えれば、生きていたい、‘自分の’大切な人を生き返らせたいって欲だよね?
それを悪いとは言えない。自分だって、きっと同じ道を選ぶと思う。
でも、立場を変えてみれば、星人たちは今まで人間に紛れてひっそり暮らしていたのに、イキナリ襲撃された。
家族を、仲間を理不尽に殺されたら、復讐に走るのは当然のこと。
さらなる戦いは、より一層の悲しみと憎しみを呼び起こし、果てることのない戦いへと続いていく。
でも、だからって仲良く握手して「もう戦いはやめましょう」なんて簡単に収束できるわけもなく。
そういうこと、わかってるから、だから、ああいう答えを玄野は選んだんだよね。
でも。
それでも、切なすぎるよ。
誰も何も覚えていない。
なにもなかったように、平凡な毎日を幸せとも気づかずに生きていく。
そういうのずっとひとりで見守っていくんだよ。
すべての記憶とみんなのしあわせと、いろんなものたったひとりで背負って、ずっとひとりぼっちでガンツ玉の中で生きていくんだよ。
切なすぎるじゃないか。
…でも、それが玄野の出した答えなんだよね。
戦うことの無意味さを知り、どうしたら、みんながしあわせになれるのか、
考えて考えて出した答えがあれなんだよね。
だったら、私たちは見守るしかないよね。
どうか、みんなの心にほんの少しでも玄野の意志が、玄野が守ろうとしたものが残っていますように。
もう一度手にできた普通のしあわせを、その命を大切に生きていけますように。
どうか、みんながしあわせでありますように。
***追記***
映画観終わってすぐの、気持ちはまだガンツワールドの中に残したままの時に一気に書き上げた文章だから、相当アツいですね。アツすぎてこっ恥ずかしいですね。
でも、これが映画を見てのリアルな感情だったんだなぁ。
そういう生々しい勢いを感じます。自分的にはですが。
細かいところも、いろいろ心に残る場面はあったんだけど
そういうのは、またの機会に。
2度3度と見るうちに感じ方が変わってくるのかな?
それもまた楽しみだな。
多恵を守ろうとする玄野に卒業生ガンツメンバーが言った言葉。
「自分にとってはその人のセリフがパーフェクトアンサーだった」
‘誰の’とは言わないけど、ニノが雑誌で言っていた。
それぞれにそれぞれのパーフェクトアンサーがあるのだとしたら、最初に挙げたセリフが私にとってはパーフェクトアンサーへの鍵だった。
なんのために戦うのか?
ニセ加藤やニセ西から何度となく問われた。
「愛する人を大事なものを守るため」
そのためには星人を殺すことも厭わない。人間じゃない、星人だから。
でも、それって見方を変えれば、生きていたい、‘自分の’大切な人を生き返らせたいって欲だよね?
それを悪いとは言えない。自分だって、きっと同じ道を選ぶと思う。
でも、立場を変えてみれば、星人たちは今まで人間に紛れてひっそり暮らしていたのに、イキナリ襲撃された。
家族を、仲間を理不尽に殺されたら、復讐に走るのは当然のこと。
さらなる戦いは、より一層の悲しみと憎しみを呼び起こし、果てることのない戦いへと続いていく。
でも、だからって仲良く握手して「もう戦いはやめましょう」なんて簡単に収束できるわけもなく。
そういうこと、わかってるから、だから、ああいう答えを玄野は選んだんだよね。
でも。
それでも、切なすぎるよ。
誰も何も覚えていない。
なにもなかったように、平凡な毎日を幸せとも気づかずに生きていく。
そういうのずっとひとりで見守っていくんだよ。
すべての記憶とみんなのしあわせと、いろんなものたったひとりで背負って、ずっとひとりぼっちでガンツ玉の中で生きていくんだよ。
切なすぎるじゃないか。
…でも、それが玄野の出した答えなんだよね。
戦うことの無意味さを知り、どうしたら、みんながしあわせになれるのか、
考えて考えて出した答えがあれなんだよね。
だったら、私たちは見守るしかないよね。
どうか、みんなの心にほんの少しでも玄野の意志が、玄野が守ろうとしたものが残っていますように。
もう一度手にできた普通のしあわせを、その命を大切に生きていけますように。
どうか、みんながしあわせでありますように。
***追記***
映画観終わってすぐの、気持ちはまだガンツワールドの中に残したままの時に一気に書き上げた文章だから、相当アツいですね。アツすぎてこっ恥ずかしいですね。
でも、これが映画を見てのリアルな感情だったんだなぁ。
そういう生々しい勢いを感じます。自分的にはですが。
細かいところも、いろいろ心に残る場面はあったんだけど
そういうのは、またの機会に。
2度3度と見るうちに感じ方が変わってくるのかな?
それもまた楽しみだな。