先日、久しぶりにキルフェボンのタルトを買いました。
実は、ちょこちょことお店を覗いたりはしていたのですが、なんとなく入りそびれていました。
確かに昔から人気店で人は多かったと思いますが、最近の混みっぷりは尋常でない気がします。
でも、買わなくなったのはただ混んでいるからという理由だけではない気がします。混んでいてもカフェなら整理券をもらっておけばいいのだし、おいしさに見合うものならば並ぶのもあまり面倒ではないほうです。
一番気になるのは、お店のお姉さんたちの疲れ切った顔でしょうか。
人が多いのをわかっていても、わざわざ並んでまで買おうとするのは、キルフェボンのタルトがおいしくて食べたいと思うからです。お店にとって、これ以上ありがたいことはないと思います。どんなにいいものを作っても、買ってくれる人がいなかったら商売は成り立ちません。多少値段は高くても、大勢の人が買いに来てくれる。だからこそ、人気店でいらるれのではないですか。それはとてもありがたいことだと自覚するべきです。自らが望み、努力して得たものなのに、あんなに不機嫌な顔で迎えるなんてとても残念なことです。
最近では、ショップで買うのも並ばせて1人ずつ注文を聞いているようです。列の先頭で並ばせているお姉さんに聞きたいことがあって声をかけたら、目の前に手のひらを突き出されました。「ちょっとお聞きしたいのですが」と言うと、仕方なさそうな顔で聞いてくれました。
そんな態度を取られると「売れてるからっていい気になるな!」と悪態のひとつもつきたくなります。それでも、買って帰ったのはキルフェボンが大好きという家族のためです。
家で紅茶を入れながら食べるタルトは昔ほどおいしい気がしません。味のせいなのか、気持ちのせいか。どっちのせいかはわからないけど、どちらが欠けてもダメだと思います。昔からのお客さまを悲しませないように。ブームは去った、なんて言われないように。味と接客の両方でお客さまを満足させられるようなお店であってほしいと願っています。キルフェボンのいちファンであった者からのお願いです。
そういえば、レジ横に「転売目的での大量購入はお断り」と書かれていました。こんなナマモノをたくさん買って転売するような人がいるんですか?!いやいやびっくり。