Truth Diary

アリとキリギリスの話

 いつものウオーキングコースで炎天下のもと、薪ストーブの燃料となる薪つくりをしている人がいた。
 隣の団地の若い人が長靴姿で割った薪を薪小屋に運んでいるのだ。見ているこちらが思わず汗ばみそう。
 私などはシーズン近くなってからおもむろに丸太を集め薪割を始める無精者だが、なんと感心なこと。
 この家の近くには同じような煙突を備えた家が何軒かあり競って薪を積み上げている。
 長期間自然乾燥した薪は煙も出ずに良く燃えて煙突への煤も付かないのは分かっているのだが、木枯らしが吹き始めないと重い腰を上げない私。
 まるでイソップ童話のアリとキリギリスのようだと勤勉な若モノを羨む今日この頃である。
 今一つストーブで困ったことは、煙突から雀がちん入してきて煤だらけの羽根で家中を飛びまわることだが、ほとほと困ってしまい、苦肉の策として暫定的に煙突の下部を開放して家に入る前に屋外に逃がすように細工したり、今春には、念願だった薪置き場を日曜大工で作ったりと、薪ストーブ生活は苦労が絶えない。
 連日こう暑いと、木枯らしの吹く窓を見ながら、ストーブを焚き、真っ赤な炎を眺め暖を取る冬が待ち遠しい。なんと人間は贅沢なものだ。

アリさん?の準備の良さ

見るも無残我が家の煙突

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