約20年前書いた文章やグラフ写真などを再利用する必要があり、当時使っていたWindws98がインストールされた富士通のBIBLOを使ってみたら動作する。しかし当時の保存媒体はフロッピーディスクだけで、今のような大容量記憶装置USBメモリーはまだ出ていなかった。
何時ダメになるか分からない古い機種からせっかく昔作ったファイルを取り出して利用しようとしても「1.4メガバイト」しか使えぬフロッピーディスクでは作業が面倒。
そこでWindws98でもUSBメモリーが使えるようパソコン修理屋さんに行ってみた。
技術者から20年前のパソコンが動作して使えるのは珍しいと褒められたが、今すぐ壊れてもおかしくないですよと言われた。当時清水の舞台から飛び降りたつもりで高額の最高スペックを購入したのが良かったのか、それとも単に運が良かったのか、永く使った塗装は剥がれ無残な姿だが何かしらいとおしい。
若い頃頑張って作ったファイルを見ていると、引っ越し片付け中に、古いアルバムを開いたような状態でつい見入ってしまい時間が経つのも忘れ当時にカムバック。
よくこんなモノを作れたものだと若さに驚愕することも。
修理屋さんには高い修理代を取られたが貴重なファイルが復元でき嬉しい。
私のスキルもレガシー(遺産)化古くなった事を実感する。
光陰矢の如しと言われるがIT技術はその何倍ものスピード化、コンパクト化で目を見張る、メーカー側の痒いところに手が届くようなきめ細かな操作善が却って煩わしく感じるのはやはりレガシーと言われる所以か。
これでも当時は最高機種、右と比べると重量は約10倍、レスポンススピ―ドは百倍弱