仙台メデアテークで宮城県図書館ボランティア 古書読書サークルのK先生が仙台市図書館が所蔵する江戸期からの和漢書(古い和綴じ本や中国の本など)の展示をすると言うので行ってみた。
中国、朝鮮、そして我が国の和漢書そのものを実際に手に取って見ることが出来るというユニークな企画。貴重な資料を惜しげもなく開示する図書館本来のあり方に感銘。その他木版、木活版、活版と時代の流れでの変遷等。
ものすごく貴重な文献をジャンル別、国別、版元所在地別に展示しているほか、木版の版木なども展示されている。版木は聞くと固い桜の木に彫ったものだという。
活版印刷技術が無かった時代、版下を書く人、細かい字や絵を丁寧に版木に彫る人、それを和紙に摺る人等、いにしえの超名人技にただ感動。会場には外国人を含む多くの古書好きが集まって真剣に観入っている。明日と明後日はミニ講座が開かれ古書の成り立ち、古書を楽しむなどの講演が行われる。
仙台市民図書館所蔵の古書を展示し解説してくれる
ボロボロになったものや虫食いだらけの本もありよくここまで長期間保存してきたと感心する
我が国の古書、和紙は長年月に耐えると感心、普通の洋紙はそうはいかないようだ