Truth Diary

本当に強い者はおとなしい

 今朝、NHK教育テレビ「心の時代」アーカイブスで「動物と歩んだ人生」というテーマで、兵庫県立コウノトリ郷公園初代園長の増井光子さんが、永年動物を見てきた経験から語っていた。
 群れの中で本当に強いモノほどオトナシイ、弱いものいじめや、無駄な争いは絶対しないそうで、弱いモノほどウルサイのだという。
 また、若いモノほど、みさかい無く、ちょっかいをだし騒ぎを起こすのだそうだ。インタビューをしていたアナウンサーは人間の世界と同じですねとすっかり感心しきっていた。
 更に、猿山には必ずボス猿がいるとの、学説がまかり通って永年信じられているが、実際に永いあいだいろんな場所で群れを観察して見ると、間違った学説だそうで、学説・通説は、あくまでも人間が動物を観察し唱えたものなので、絶対的ではなく、一部の通説・学説に惑わされるとそのように思い込んでしまう。
 先入観を排除して、研究者は実際に自分で長い期間観察してみることが大事だと説いておられた。人間の社会のボスも見習って、本当に強い者、自信がある者は、弱い者いじめをせず、おとなしく悠然と構えていて欲しいものだと、先ごろの尖閣海域問題で感じた。人間は決してサルより劣ってはいけないのである。弱い者は多少うるさく騒いでも、若干の軽蔑もこめて「どうせその程度だろう」と辺りから受容されるはずである。お郷が知れるとはこの事か。
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「つれづれなるままに」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事