Truth Diary

河北美術展 河北賞

  会社時代の先輩にMさんが居る。先日も彼のアトリエに呼ばれて、あるプランを拝聴したばかりだ。
  彼は、3年ほど前まで、別の処に野趣溢れる隠れ家兼アトリエを持ち制作活動を続けていたがある経緯があり現在は私設美術館「支倉蔵の美術館」に隣接する処で創作活動を続けている。
  先日お邪魔した際、暖房もない氷点下の室温でキャンバスに向かい筆を動かしている時は真冬でも汗ばむようだと語っていた。
  ひたすら作品と向き合う時は、計り知れないエネルギーが必要なのだとその時は感じたが、本日の河北新報で第76回河北美術展の洋画の部門河北賞に輝いているのを見てさもありなんと感心させられた。
 物静か、穏やかな笑顔を絶やさない謙虚な人柄を象徴するかのような作品は「鳥遊ぶ庭」という80号の作品で、赤を基調したバックに数羽の鳥たちが安らぎを感じさせてくれ、優しい暖かな人柄を感じさせる作品だ。初入賞が「河北賞」とはと謙遜しながらも、観る人に明るい未来を感じて欲しい、更にチャレンジしてゆきたいとあくまでも前向きな姿に、今必要な事を教えられたように感じた。おめでとうございます。

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