インターハイが新型コロナ感染拡大を考慮して中止するとの報道がなされた、その昔、勉強そっちのけで部活動に明け暮れた者として生徒や指導者の気持ちはわかり過ぎるほど分かる。目指す大会に賭けて永年努力を重ねてきた生徒達の気持ちを考えるとかける言葉もない。そんな生徒らにエールを贈るつもりで地方紙に投稿したら過日掲載された、学校教育におけるクラブ活動と言うものについて今、現時点で高校生に理解しろと言っても無理だろうが、卒業して何年か何十年か経ち社会人としての苦難に対峙する時があるだろう、その時部活動の意味が理解でき、困難を打破、貫徹する頑張りを与えてくれる、そうしたものだと思う。
河北新報朝刊 5月16日 声の交差点より転載