Truth Diary

役者の矜持

 先日ラジオ番組で高齢の女優のハイヒールでのしっかりした足取りを見てインタビューアがしっかりとした足取りに驚いて尋ねると「毎日1時間以上はトレーニングで鍛えていますから」とこともなげに答えていた。
 いわく舞台上で人に観られるのが仕事、その足元がふらついたりしたのでは役者失格だと言う。
 普段から鍛錬を怠らず常にさっそうとした姿をお見せするのが役者の務めだと言う。素敵な芝居の陰には人に知られぬ努力があるのだ、そう言えば森光子という女優は90歳過ぎまで放浪記という芝居で舞台で、どんでん返しをするために、毎日300回スクワットを欠かさなかったと聞いて驚いた事がある。
 人知れぬ陰の努力があるから舞台で以前と変わらぬ姿を演じ続けられるのだ。
 顧みて日頃健康や体力トレーニングをないがしろにしていては足腰の衰えを嘆く資格は無い。水鳥の水面から上の姿だけ見て、休まず水を掻き続けている水中の働きは分からない。
 何事も努力に勝ものは無しと言う処か。

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