OB会の恒例旅行が行く先を福島のスパリゾートハワイアンズにして行われた。そこでさっそくハプニングが起きた。
貸し切りバスの発車場所大崎市古川のイオン古川駐車場に集合時間になっても来ない人がいた。その人は集合場所に一番近くOB会最年少の昨年夏に退職したばかりの元管理職(女性所長)優秀で同性ではトップクラスの人。家が近いからゆっくりと来るのだろうといっているうちは良かったが、出発時間を過ぎてもても姿を見せないので電話をしたら、今畑にいるとの返事、日にちをすっかり取り違えていたことが判明、電話口で盛んに平身低頭いる様子が見えるよう。
結局欠席となった。今回の旅行先ハワイアンズは彼女の提案で決定したもので何とも皮肉な結果。退職して職場の緊張から解放され気が緩んだものか、「60歳にしてボケるのはチト早すぎる」とバスの車内は姦しい連中が遠慮会釈なく言いたい放題。これではとても遅刻欠席は出来ないなと少しボケ気味の自分を案じる。
東日本大震災の少し前に(2月)ツアーで来てからあまり日が経っていなかったが、震災の被害で休館していた施設は修繕され見事に復活していた。
フラガール達も元気な復興のダンスを披露存分に楽しませてくれた。平日というのの各県から大勢のツアー客で賑わい復興を支援してくれているようで嬉しかった
帰り足に立ち寄った「アクアマリンふくしま」の珍しい品種の展示と構成のアカデミックさに驚嘆。学生などには最適だろう。塩谷岬の灯台の下にある美空ひばりの歌碑の前の売店は渚から30メートルと近いので津波の直撃を受けて影も形もないものと震災直後から案じていたが、昔のそのままの姿で残っていた、店員さんに津波の襲われて大変でしたねと声をかけると「大丈夫でした」との返事。
そんなはずはないと思うのだが被災の事をおくびにも出さない現地人の矜持を感心した、付近の住宅はコンクリートの基礎しか残っていないのだから被害がなかったはずはない被災のそれを、平常の事のように粛々と商売を続ける福島の浜のど根性を見た気がした。
それにつけても高齢者の集まりは前日に電話などで確認しておくべきと再度認識させられた。
例の彼女は古川のバス到着場所で、予定より1時間も遅れたバスの帰りを待っていてくれて、バスから降りる一人ひとりにねぎらいの言葉と共にお詫びのドリンク剤を手渡してくれる気の配りよう、却って恐縮した。旅行でのハプニングはここ最近3回連続だ。今日から福島の土湯温泉で高校の同級会どんなハプニングが待っているやら。