NHKのラジオ深夜便に出演されていた元住職で経済記者なども経験された鵜飼さんがお寺の現状と今後の寺院の在り方について驚くべき報告をされた。
現在全国で7万7千あるお寺が20年後には5万に激減すると言う、江戸時代には各集落に寺が有り約9万有ったと言う。
集落の減少に併せて寺も少なくなってきていたが元総務大臣の増田氏の「地方消滅」という著書に有るように地方都市が徐々に消滅してゆく傾向から算出した寺院の消滅予想値だそうであるが、寺にとっては檀家の数とその財力が頼みであるが1次産業の衰退などから地方の檀家の経済力が無くなり、家そのものも減少お寺にとって最低限必要な檀家数300戸ぐらいだそうであるが少ない檀家しか持てないお寺は維持費が多くかかり破綻するという。
そうした状況から後継者が無くなり廃寺にせざるを得ない寺が多く、一人の住職で他の幾つもの寺を兼務することになるのだと言う。福島県会津地方では14の寺を兼務している処もあるとか。
兼務はその寺の修繕なども賄う事も含み費用が莫大にかかり経済的に成り立たないという。そうした寺の減少に併せて近年は葬儀や法要の簡素化が進み僧侶を呼ばない直葬や法要の廃止などまた樹木層や散骨、永代供養などと弔いの儀式も変容して来ていると言う。
またコロナ禍でのオンライン化がこの業界にも波及オンライン葬儀YUTOBEでのお経なども活用されるようになったと言う。
鵜飼さんは人が住まなくなった寺を活用すべく「寺ワーク」として企業に貸し出し仕事の場として提供したり「花の寺プロジェクト」として花を植えて来訪者を増やすなどの策を試行していると言う。これから逝く者としてはどんな弔われ方をするのだろうか死んだ後の事は自分ではできない事だから任せて案ずるべからず。
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