毎晩NHKラジオ深夜便を聴いている。明日への伝言コーナーで元GSタイガースメンバーでドラム担当のピーこと瞳みのるさんがグループ解散後辿った道について語った内容は音楽とはスッパリ縁を切って、猛勉強して大学に入学し大学院修士課程まで進み高校の中国語、漢文の教諭となり35年勤務、その傍ら研究者として著書なども著したが、それらをやり終えた今は元のミュージシャンに戻り、作詞家作曲家演出家やプロジューサーとしての顔も持つと言う。マルチナな才能を満遍なく発揮して人生を謳歌していると言う。大学受験の時は元タイガースというプライドがあり、柴田錬三郎氏のアドバイスを励みに人気グループを辞めたからには何としても目標を果たさなければと一年間必死に勉強して慶応大学に合格できたと振り返っていた。母校の高校で教鞭をとり65歳の定年まで教育者として勤め、退職後は中国研究に励んででいたが元のミュージシャンに戻ってステージに立ったりしていると言う。座右の銘は、孟子の 至誠にして動かざる者は未だ之有らず 中国語や漢文を学んで得た人生究極の至言だと。
意はどんな人でも誠を尽くして あたればその誠意は相手に必ず通ずるという、私が在職中に対話や交渉事で心掛けた人生訓に通ずる。