宮城県においても、7月1日鮎釣りが解禁になった。
一日中曇り空という予報が外れ、霧雨が降り続くあいにくの天候であった、釣果もそのとおりで、気温が上がらなかったせいか、追いが悪かった。
なかなか釣れないので、その場所を断念し、ほかの場所へ移動する人が多く見られた。携帯電話の普及はこうした場合も便利なもので、仲間同士で情報交換し、少しでも好条件の場所を探して即移動する。
私が通う広瀬川は、どこも同じように、あまり良くなかったようだ。ただし鮎の大きさは、例年と同じく解禁時から、20センチオーバーが多く見られ、8.5号の針にハリス1.8号は大げさかと思ったが、昨年のように掛かった瞬間にハリスを切られることは皆無で、安心して取り込むことができた。
竿先のおとりの鮎を狙って、トンビが上空を旋回していた。時折、強引にも、おとり鮎を咥えて持ち去ろうとするツワモノもいる、昨年は、2回ほど大声を発しながら石を投げて追い払ったこともあった、とにかく釣りをしていても始終あたりに気を配り、のんびりなどしてはいられないのだ。鮎を釣らないで代わりにトンビを釣ったのでは話にならないから。