Truth Diary

彼岸 円空仏

 昨日福島の先祖の墓参りに行ってきた。今年満94歳を迎える両親は元気で一安心。墓参りする頃に雨が降って来た。
 一緒に食事をしながら母と昔話をしてお暇を告げた。その後娘から勧められた福島美術展で開催中の飛騨の円空展を観た。丸い木材を薪割りみたいに縦に割ったものに鑿の跡がはっきり残る一見素朴な彫は、邪心のない素敵な微笑みをたたえ観る人を穏やかな気持ちにしてくれる不思議な魅力がある。
 まさに東日本大震災復興支援にふさわしい円空仏だ。一人静かに手を合わせる老婦人が好いお顔をしていますねと同意を求める様に語り掛けてきた。諸国を周って、立ち寄った集落で実に5000体以上の円空仏を民衆の為に残した。

菩提寺の入口、近くの人が、赤い頭巾とよだれかけを寄進したお地蔵様が佇む、田舎の景色


円空展のポスター、鑿跡は荒いが観る人にほっとするぬくもりを感じさせる仏像だ

福島県立美術館

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