土日面接授業があり、川内淳史准教授の「偽史]からみる東北論というテーマである。そのテーマに興味をそそられ受講した。
これが人気の面接授業だったようで最初申し込んだとき定員オーバーとなり抽選にも外れ、その後追加授業に申し込み何とか受講できることなった。
宮城県内だけでなく東京、岩手県、青森県、福島県など県外から多くの偽史マニアともいうべき学生等も大勢集まり講義室は満員の盛況だった。配布された膨大なテキスト資料と2日間声量を落とさずにはっきり聞き取れるスタミナに感嘆。
講義に対して熱心なマニアから質問も多く出されたが丁寧に解説するなど活気溢れる授業だった。
本当の歴史には無かった偽(にせ)の事柄を勝手に脚色した偽史は昔からあったようでその展開は世界的で荒唐無稽なものも多く、例えばムー大陸が日本にあったとか、青森県にキリストの墓があるとか、はた困った事に悪用もされ、オーム真理教の麻原彰晃はハルマゲドンを利用して世界征服を企てたのは偽史を悪用したなどの奇想天外な展開に興味深かった。
それらの起源についてアカデミックに詳しく突っ込むとかなり難しく授業の難度の点でもかなりハードで難解な授業だった。
しかし講師の講義に対する熱い情熱と、そのアカデミックな探求心に受講者も巻き込まれ最終日まで真剣に聴講できた。
今も偽史を利用した、いかさま商法などがまかり通っていることはどうしたことだろう。
連日午後5時までの講義で真っ暗になった夜道を家路についたが、遠方から来た受講者はたいへんだったろう。
熱心な受講者たち
講師は私のゼミの講師でもある川内先生若くバイタリテーの塊