Truth Diary

隣国の若き殿に思う

 隣国の若き指導者の荒唐無稽ぶりには背筋の寒くなる思いを抱く人も少なくないだろう。
 一気に戦国時代にタイムスリップしたかのような、権力争いからの粛清時代錯誤も甚だしい。こうしたニュースを耳にするたびに、普通の人が権力を持った途端に人格が変わり日頃は考えられないような行動に走る例を何度か見てきた。
 ある人が権力を持つと面従腹背の取り巻きがすり寄って、何とか心証を良くしようとおもねる事は人間の弱さからいたしかたないとして。人間は権力を手中にした時にその真価が問われると常々思ってきた。
 やりたいことが何でも自由に出来る状態になった時に、謙虚さを失わずに、自制心を持って公平に配下に接することが出来るか否かである。
 気まぐれで弱い者をいじめたり(これをパワーハラスメントと言う)、自分の趣味嗜好を無理に部下に押し付けたりして、かしずかれいい気になっていないか。
 就職相談業務をしていた時、セクハラで辞めてきた中年女性が少なくなかった、ある程度の年齢で辞めた場合再就職の難しさは予想以上だ。上司の身勝手な考えから一人の人を退職に追いやって知らぬ顔を決め込む卑怯な人間がいる事に強い憤りを感じたことが思い出される。
 過去の会社生活を思い浮かべると、きれいごとを言うようだが、先ず、自分の我がままを通してはならないと言う事だった。部下から見ると少し強引なくらいの方がリーダーシップがあり頼もしいと映るかもしれないがそれを履き違えてはならない。お互いにそうしたことを感じ取れた人達と、賀状を通し年一回の交換を続けている。年の瀬のボヤキとお許しください。
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