いやしくも政治家たる者いかなる反論や自分の指摘に責任が及んでも自分の主張に自信を持って不退転の覚悟で発言しなければならないそれが政治家と言われる人でそうでなければ言葉の詐欺師だ。それが「如何なものか云々」は相手を傷つけぬよう配慮したというより、保身の為自分が間違っていた場合の逃げ道をあらかじめ作っておく、卑怯極まりない発言ではないかと、腹立だしく感じるのだ。
そんなに自信が持てない反論なら「何もカッコつけないで黙っていろ」と言いたくなる。同様の言い回しに最近多く触れ、いやになる。世間を騒がしてテレビの記者会見でお偉方が謝る場面だ。
仮にも社のトップが揃って禿頭を下げながら「今回の不祥事〇〇についてお詫びしたいと思います」などと、「〇〇したいと思います」調だ。こんな責任逃れ言葉では被害者の魂には届かないぞと、いらだちを感じ、「私の心からお詫びいたします」となぜ言わないのか、敢て廻りくどい言い方の裏には、私には責任がないけれども立場上(責任者として)仕方がないのでこの場は一応お詫びの言葉を述べておこう、その方が今後窮地に陥らなくて済むという下心が透けて見えるのだ。少なくとも私にはそう見える。「全て私の責任ですをお詫びいたします」と潔く頭を垂れたら憤慨していたおおかた人達の心にもお詫びの気持ちが通じるのではないか。
会社員時代に、お客さま苦情処理窓口責任者をしてきた私にとって、我社で犯したミスは悪うございましたと素直に認め、先ずお詫びしてから解決に向かって進める事が、被害で頑なになっている相手方の気持ちの雪解けにつながる考えているのだが。
しゃべくりのプロフェショナルであるべきアナウンサー氏も「〇〇したいと思います」と使うことが散見され不愉快だ。なぜこんな持って回った言い方をするのかもっと簡潔にすっきりと言ってもらいたいものだ、歳のせいか話がクドクなったそろそろこの辺で止めよう。
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