建物の窓が壊れているのをそのまま放置するとやがて誰も注意を払っていないというシグナルになり、徐々に他の家にも伝染して町中が荒れ外部から見ると隙だらけに見え犯罪が増加するという。軽微な犯罪も徹底して取り締まることにより凶悪犯罪を含めた犯罪を抑止できるという「破れ窓理論」と呼ばれ犯罪心理学でのセオリーとか。
近くの市民センターでラジオ体操が行われ参加しているが、その中の数人は行きかえりの道すがら落ちているゴミ屑を拾い集め美化清掃に努めている。朝早いのでその善行は誰も気づいていないようだが隠れた地域奉仕活動だ。
捨てられたゴミの無いきれいで清潔な町は犯罪者が付け入るスキのない町となり泥棒や暴走族の無い町となり、町そのもののグレードがあがり誰しもが住みたいと思うような街になる事だろう。同じ町内にそうした篤志家がおられる事を誇りに思う。