Truth Diary

薪は三度暖めてくれる

  何時もの年より今年は暖かいようだが、来るべき冬に備えて、薪割りをした。
  薪ストーブ愛好者の間では、薪は三度暖めてくれると言われる。
  まず、薪割りで汗を流し暖かくなり、薪を燃やすことで暖をとり、最後に薪が燃える紅の炎を見て心が温かくなると言われる。
  暖房器具としては、焚きつけと消火などに手間がかかり、火災の心配など厄介なものだが、そんな欠点を補って余りある魅力がある、千変万化する赤い炎は見ていて飽きない魅力がある。オレンジ色の炎は子供の頃の炉端での祖父たちのノスタルジーがある。
  火は原始時代から人間に敬われ、爾来神聖なものの象徴として、オリンピックに欠かすことができない存在だ。人は、誰しも心が炎の前ではなぜか心安らぐ不思議がある。
  歳を経るごとに素直さを脱ぎ捨ててきた自分が、炎の前ではピュアだった少年期に遡れるのである。

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