Truth Diary

述懐  ピュアな高校時代

 昨日、高校時代に在部した、空手道部OB会から創部50周年記念誌が届いた。発刊実行委員会初期及び編集作業初期携わり、素人集団がこうしたことを上梓させることのたいへんさを身をもって実感していたので、関係者は言うに及ばず、協賛いただいた企業・団体、母校関係者のご努力とご協力に対し敬意を表すとともに感謝にたえない。 
 母校に空手道部を誕生させてくれた人は、弱冠22歳大学を卒業間もない、ひとりの教師でした。
 その方は、まさしく空手道人生をまっしぐらに歩まれた松原先生(現日本空手協会福島県本部長)である。学校では顧問として学生の指導にあたるとともに、私生活でも、自宅に道場をかまえ、幼年から社会人までの空手道普及に日夜励むとともに、奥様やご子息、ご令嬢一家あげてに空手一家を築き上げて、それぞれ第一人者となられた生涯空手人生そのものであった。こうした名伯楽を師と仰ぐことができたのは私にとって最高の幸せであった。 ご子息は父の跡を継いで、2代目顧問として、全国屈指の強豪校として名を知られ卒業生の中には世界選手権で優勝する者を輩出するなど、指導者として傑出した成果を挙げてきている。 50年前の創部当時は、競技形式も無く、ただ単に技の鍛練と武道修練者としての精神修養に明け暮れた。あり余るエネルギーを厳しい稽古に注ぎ込んだ、粗野で純朴な空手修験者達であったが、爾来50年の歳月、指導者や在籍部員、OB達の研鑽により現在名門と言われる空手道部にまで隆盛をきわめ全国に200名のOBがいる。当該部初代部員として50年前に空手道に明け暮れた、青き、ひとコマ、一駒が思い出され、ページを繰ると感動で文字がぼやけて見えるのは歳のせいか。震災に負けず日本一目指し福島健児頑張れ。

 

125ページの中につまる鮮やかな青春の息吹     

 

 

 

 

 

 

 

シンポルの忍を染め抜いた部旗と道場訓五ヶ条

           現役生の稽古風景  

    いつも仰ぎ見た吾妻連邦と校舎・校歌

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