Truth Diary

旅の最終日にアクシデント

 順調だった旅も最後にとんだハプニングが起きた。ホテルで添乗員から明日は安芸の宮島参拝なので、キャリバックを持っての行動は無理なので、ホテルから宅配便でバックを自宅に送り身軽にした方が良いとアドバイスがあった。
  私たちはカミサンのバックに衣類を詰めて頼んだがそうしない方もいたようで、特に一番年配かと思われるご夫婦が一杯荷物を持たれていたので皆で手分けして持ち、広島駅から山陽本線に乗り宮島口駅まで来て、ここで参拝のため全員駅のロッカーにキャリーバックなど大きなものは預けポシェット程度にした。フェリーに乗り厳島神社側につき、神社まで歩く舗装されていない道路はやはりキャリーバックを曳いては無理だった。
  ここで結構時間がかかり予定の集合時刻に遅れる人もいたが何とかフェリーの出航には間に合い宮島口駅まで戻るが最年長の方が遅れて予定の列車に乗り遅れてしまった。
  列車は全て予約の指定席なので、これから先の乗車はアウトかと思われたが、次の列車で行けば新大阪駅での乗り換がえぎりぎりで間に合うと駅員から知らされ広島駅のロッカーに預けたバックを短時間で引き出しホームを走って新幹線に乗るという、年配者には難しい行動を余儀なくされた。
  私は預けたロッカーの位置に自信が無かったので添乗員のそばを離れずに駅に着くやいなやホームを駆けてロッカーに一目散に走った。
  添乗員もすらりとした長身で足が長くスポーツウーマン、見かけどおり早かった私の前を全速力で走るものだから見失うまいと必死で走り荷物を取り出して列車に間に合った。しかしここで、添乗員がツアー客の点呼をしたら3名足りないとのこと、荷物を出すのに手間取り発車の時間が迫ったにもかかわらず来ない。置いてきぼりにするわけにもいかず添乗員が探しにいってようやく迷子になった3名を見つけぎりぎりで発車に間に合った。遅れた人達は、添乗員があまり早く走るので追いかけたが見失ってしまい駅員にロッカーの場所を聞いたが別の場所を教えられパニックになってしまったとのこと。
  添乗員が幅広い年代のツアー客のことを考えずに、負けん気を発揮してダッシュしたのが誤りだった、後で迷子にさせた人にコッテリと脂を絞られていた。何はともあれ全員で仙台まで戻れて本当に良かった。

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