Truth Diary

戦没特別弔意金

 昨夏に地元紙で財務省からの戦没者遺族特別弔意金請求最終期限の布告を偶然見つけ市役所に問い合わせた。結果3親等以内受給対象者との判断だった。
 満州で若くして戦死した叔父の遺族として戸籍謄本等の関係書類を揃えて半年前に申請していたが今回認められて弔意金を受給できることになった。
 5年償還の国債で生存者唯一の姉弟、伯母亡きあと私が唯一の対象者になったもの。
 中国で戦死した実父の弟にあたる叔父は戦死当時21歳独身だった。福島から満洲大陸に渡り当時の国策会社南満州鉄道社員として勤務中に応召になり満州の土となった。弱冠21歳独身のままで生涯を終えた、さぞ無念だったろう、祖国に帰る日を夢て故郷の土を踏めぬまま無念の死。いまさらながら戦禍がもたらした大きな苦難を想う。弔意金の額面は微少だが金額では償いきれない大きな代償を想いに故人の供養になるよう使いたい。

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