Truth Diary

福島墓参で思う

 郷里の福島へ墓参りで帰省した。マスコミ報道でご存知のように、連日放射線の測定がなされていた。我が家にも行政機関から委嘱された測定者が北陸電力とステッカーを貼った計測器を携えてあらわれ地表と空間の線量を測っていった。
 雨に流されてか、以前よりだいぶん線量は下がったようだが、地域の小さな子供がいる家庭は政府勧奨にしたがって非難しているとのこと。我が実家のように後期高齢者家庭は気にせずに留まっている。
 この辺りは農作物・果樹農家が多く、出荷はおろか、親戚・知り合いに差し上げることにも躊躇しているとか、無責任なマスコミと、無能な政府の風評被害は深刻だ。今が旬の「アカツキ」という種の桃は実も大きくて甘く美味だった。
 市場価格の1/4程度という驚くような低価格、それでも直売所に客はいなかった。一年間かけて育ててきた生産者にはたまらないだろう。暑さがよけい身に滲みた帰省だった。

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