大正動物医療センター(大阪市大正区)のブログ

大阪にある大正動物医療センターのブログ

発熱

2011-11-10 13:28:41 | 熱っぽい

発熱とは、視床下部にある体温調節セットポイントの変化によって、正常体温よりも高いくなること。

犬と猫の正常体温は37.8~39.3℃(100.2~102.8°F)です。

原因不明の発熱とは少なくとも14日間。そして明らかな原因がなく14日間の疾病期間中に少なくとも4回の39.7℃(103.5°F)の発熱をいいます。

病態生理

外因性あるいは内因性発熱因子が内因性物質(例えば、インターロイキン‐1、プロスタグランジン)の放出を引き起こし、その結果、視床下部の体温調節中枢を高温にセットして体温を新しいセットポイントに引き上げる生理的応答が引き起こされます。

生理学的結果には、代謝要求量の増加、筋肉の異化作用、骨髄機能抑制作用、水分と熱量の高度な必要性、そしておそらく播種性血管内凝固(DIC)とショックが含まれています。

 

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肥満

2011-11-10 12:38:32 | お腹が大きい

肥満というのは、体脂肪が病的に付いて体重が増加し、多様な代謝的、筋骨格的、あるいは生理学的異常を起こす状態をいいます。

肥満の原因

  • 動物側の因子としては加齢、去勢、運動低下は犬と猫ともに重要な危険因子です。
  • 食物管理:エネルギー要求量よりも多くの食物とエネルギーを摂取するのが最も多い原因です。過度の食物摂取は適切な飼い主の教育が不足していたり、製造業者による不適切な  食物の多給宣伝や、飼い主と製造業者の両者の味の良い食物へのこだわりが原意となることがあります。
  • 食物側の因子としては、犬では「ヒトの食事の残り物」や「おやつ」の過剰量よりもむしろ普通の食物の方が危険性が高いと思われます。猫では「高脂肪」食の摂取が危険性を高めると報告されています。
  • 飼い主側の因子:過重体重のペットの多くの飼い主は、彼ら自身が過重体重であり、家事の1つとして食物を与えている可能性があります。飼い主はペットを「家族の一員」と考えていて、ペットが好きな食物を食べられないことは不本意であると考えています。れが、往々にして、肥満の管理に必要な単純な考え方「少食と十分な運動」がうまくいかない原因になります。飼い主も獣医師も肥満の解消には長期間継続してこれらの考え方を認識し続ける必要があります。

 

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