症状
多飲多尿(犬より猫の方が頻度が低い)。 食欲不振。 元気消沈。 嘔吐。 体重減少。 夜間頻尿。 便秘。 下痢。
急性盲目症:高血圧が原因。
痙攣発作または昏睡:末期。
猫では流涎や頸部腹側の屈曲を伴う筋虚弱もみられる(低カリウム性ミオパチーが原因)。
小さく不整形の腎臓(あるいは、多発性嚢胞腎やリンパ腫による二次的な腎腫大)。
脱水。悪液質。 粘膜蒼白。 口腔内潰瘍(口腔内の細菌と尿毒症物質が関与)。 尿毒症性呼気臭。 便秘。 高血圧性網膜症。 腎性骨異栄養症。
原因
ほとんどの症例は特発性で、慢性広汎性腎症と呼ばれる。
知られている原因としては、家族性・先天性腎疾患、腎毒素、高カルシウム血症、低カリウム性腎症、糸球体腎炎、アミロイドーシス、腎盂腎炎、多発性嚢胞腎、腎結石、慢性尿路閉塞、薬物、リンパ腫、レプトスピラ症(「腎不全、急性」の項を参照)、猫伝染性腹膜炎(FIP)(猫)があり、おそらく糖尿病も考えられる。
加齢、高カルシウム血症、低カリウム血症(猫)、高血圧、尿路感染症、糖尿病。
大正動物医療センター 06-6551-5106