大正動物医療センター(大阪市大正区)のブログ

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糸球体疾患

2006-02-28 15:13:03 | お腹が大きい

症状.

  • 蛋白の喪失が軽度ないし中等度の場合、臨床徴候は非特異的であり、体重減少や元気消沈などである。また、健康にみえる場合もある。
  • 蛋白の喪失が重度の場合(血清アルブミン濃度、1.0~1.5g/dl以下)、浮腫または腹水が度々認められる。
  • 糸球体疾患が、腎不全を引き起こした場合、多尿多渇、食欲不振、悪心、嘔吐が認められるようになる。
  • 犬の肺血栓塞栓症に伴う急性呼吸困難または重度のパンティング(稀)。
  • 全身性高血圧に伴う網膜の出血や剥離による急性失明(稀)。

原因

  ・真の自己免疫性あるいは原発性糸球体腎炎は、犬や猫では報告されていない。

  • ある種の感染症や炎症性疾患が、免疫複合体の糸球体への沈着と形成に関わっている。多くの症例は抗原の発生源や疾患の過程が確認されておらず、特発性である。次に挙げる疾患が、糸球体腎炎と合併する。
  • 犬:感染(例、犬伝染性肝炎、細菌性心内膜炎、ブルセラ症、犬糸状虫症、エールリヒア症、リーシュマニア症、子宮蓄膿症、ボレリア症、慢性細菌感染症、ロッキー山紅斑熱、トリパノソーマ症、敗血症)、腫瘍、炎症(例、膵炎、全身性エリテマトーデス、多発性関節炎、前立腺炎)、特発性、家族性、内分泌性(例、副腎皮質機能亢進症、糖尿病、長期間にわたるコルチコステロイド投与)。
 
  • 猫:感染(例、猫白血病ウイルス[FeLV]、猫伝染性腹膜炎[FIP]、マイコプラズマ性多発性関節炎)、腫瘍、炎症(例、膵炎、全身性エリテマトーデス、その他の免疫介在性疾患、慢性皮膚疾患)、特発性、家族性、おそらく

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