天津市雑技団では併設されている一般公開されている劇場や資料館はないので(あるとこが珍しいけど),写真と雰囲気を感じたら天津の街歩きです.
向かった場所は《古文化街》といわれる場所で,800年ぐらいの歴史を持つ古い街並みなんだそうです.
中国での移動は本当に便利で百度地図に聞けばバス停までの歩き方,乗るバスの番号,降りる場所,そこまでのライブ的な追跡まで
至れり尽くせりで初めて中国に来た時とは大違いです.
尚,この数日後に友人に北京であったときに,百度地図はよく間違ってる《高徳地図》というアプリの方が信用できるって教えてもらって
以降はそれを使ってますので,これから中国に行かれる方はよかったらダウンロードしてみてください.
さて,古文化街ですが,どこが入り口化はよう分かりませんで,適当にそれっぽいとこから入りました.
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ぽいでしょ?(笑)
あと地面とかみてください.きれいやと思いません?
そうなんです,中国って行ったことない人が想像するような街じゃないんですよ.
イメージが悪いせいもあると思いますが,意外ときれいなのが中国です.
理由は日本人のようなマナーという名の自分縛り大好きM民族性でも,シンガポールのような法律でもなく
清掃スタッフが多いからかな~なんて思いますが,その辺のことは住んで長いこと観察せんと分からないかなって思います.
こういう街並みの場所ではいろんな《小吃》,日本語にするとB級グルメっぽいものが楽しめるんですが
そんな中で行列ができているお店を発見!
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もう文字を見ただけでスイーツか~って分かっちゃいますね.
実は今,私はスイーツ断ち真っただ中なのですが,中国旅行は例外規定にいれてるんです.
並んで手に入れたのがこちら
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揚げ餅にあんこが入ってる食べ歩きスイーツなんですが,それほど油油してなくて,味を知ってたらもうちょい買ったかも~って思うぐらい美味しかったです.
そんな美味しいものを探すのももちろん宝探しではあるのですが
私にとって中国で宝探しというと《雑技》に関するものを見つけることです.
本であったり,道具であったり,描かれているものであったり.いろんなものを探しながら歩くんです.
街歩きでも,博物館見学でも思うんですが,自分の中に一つテーマを作って,それを核にやっていくと本当に楽しいですよ.
ではこの天津の古文化街はどうかっていうと当たり!でした.
・当たりその➀
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初めてディアボロ,空竹が街中で売られているのを発見!!!
ちゃんと駒として地面でも回せるタイプのものもあって,思わず買っちゃいました~
私の1つの夢は,中国の公園で日常の運動的に楽しんでいる人たちと一緒に空竹をすることなので,練習したです.
日本のジャグリング道具のサイトだとあまり見ないんですよね~
私自身が本気で探してないってのもあると思うんですが.
ディアボロで思うのは,皆さん同じような道具ばっかだな~
どちらかというと《競技》的になってる気がします.それはそれである一定方向での技術進化にはいいのかもしれませんけどね.
・ハズレもあるよ
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青空本市場~
こういうのはテンションあがるんです.価値を知らない人が雑技の本を適当に売られてたりするんで,侮れないんですよね~
今回は侮ってても良かったんですけど(笑)
収穫はありませんでした.
あと,中国の昔の絵が描かれたコースターとかグッズが売ってるお店もあって,そういうお店もまわって
雑技が描かれていたら買うつもりだったんですが,なかったです.
お店の人は「あるよ~ ここ.ここに小さいけど描かれてるんだよ~」って言うんだけど
よく見えん!ので却下しました.
日本ってお店の人に丁寧にされるとついつい買わないとって思っちゃう空気があるけど,中国はそういうのは自由です.
自分の意志をはっきり示しても,相手も嫌な顔したりしません.
(この接客系はやはり改革開放前の中国を知ってる人は違うみたいですけどね,私はここ10数年の中国です)
今回も「太小了,看不清楚~」とだけ伝えてOKでした.
・当たりその➁
この古文化街には天后宮という場所があります.
東南アジアを中心に信仰されている天后娘娘という女神さまなんだそうですが,私にとっても勝利の女神だったかもしれません.
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こちらは10元だったかな.入場料がいるエリアなんですが,こういう無料のエリアの中の有料ゾーンはすっきりしてていいですよ.
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ここは1326年に創建されてから何度も増築,修復されているみたいで,その歴史は《天津》の歴史よりも長いそうです.
中には日本でいう仏像みたいなもの(カラフルですけどね)が何体もあって,一般のお客さんはそこにお参りしたり,それを展示品的に眺めたりと
しているのですが,私にとってはそちらはそこまで重要じゃない(笑)
ここでもやるのは隠れた雑技が存在しないかの宝探し.そしてあったんです!まさに隠れ雑技が!!!
それがこちらです!
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分かりますか?これで分かったら超能力者級です.
では少しアップ
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もう分かりましたよね.
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はい,ドラリオンでいうバンブーポールズって呼ばれた演目ですね.
中国だと中幡と呼ばれる演目です.
雑技芸人が宮廷ではなく,街中で芸を売るのが最盛期の時代なんでしょうか.男性の髪型も含めて考えると清の時代かなって思います.
こういった昔の街の雰囲気を描いたなかに何気ない感じで雑技が存在していると本当に嬉しくなるんです.
おそらく周りのお客さんが「なに!?」ってなるぐらい1人でハイテンションになってました(〃艸〃)ムフッ
ちなみに同じ絵の中には
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こうやって建物の中,ちょっとした劇場で演じられている曲戯もありました.
今も京劇とかは専門チャンネル!?ってぐらいずっとやってるチャンネルがあるぐらいですし
ちょっとした立場の違いが感じられます.でも私はやはり雑技が好きです.
こんな街中の宝探し,皆さんもぜひ中国に行かれる際は,心に何かテーマを決めて街歩きとかやってみるといいと思いますよ.