風来坊の忘備録

晴歩・雨読 日々の雑感 不定期便

五劫のすりきれ

2020-11-16 21:50:36 | 日記

 五劫思惟阿弥陀仏は頭髪が「アフロ」のような大きな髪形をしている

経典によると阿弥陀仏が修行していた昔、もろもろの衆生を救わんと大願をたて

五劫の間、頭髪をすることもなく 思惟をこらしていた時の姿である とのこと

 

一劫とは 四十里立法の大岩に天女が百年に一度舞い降り 羽衣で撫でて、岩が

すり減り 小さくなり形が無くなるまでの 気の遠くなるような永い時間の事だ

五劫は それが繰り返されること5回 とんでもなく なが~い なが~い年月

落語の「寿限無寿限無、五劫の擦り切れ」はここからきている

珍しい五劫思惟阿弥陀仏を 上尾・少林寺で観る ここでは難しい仏教を簡潔に

まとめ解説版で教えてくれるのがありがたい 五劫についてもそれからの転載

当山が あの少林寺拳法との関わり合いについての解説はなかったと思うので不明だ

それにしても 落語って奥がふかいなー。

 

       あげお しょうりんじ  埼玉県上尾市西門前


水仙の芽

2020-11-13 18:40:19 | 日記

生前 草花が好きだった亡妻が 現状を見たら怒るか悲しむか 荒れるに任せた

我が家の庭 足腰の利かなくなった身では 除草もママにならない

 

そんな中、気が付けば 雑草と枯れ葉に紛れ 水仙が芽を出し、成長しつつある

まだ少し早い気もする 無事,開花を迎えることができるだろうか 心もとない

日頃草花に対し無頓着な私だ 球根を植え替えたわけではなく放りっぱなしだ

 

草花は 人間と同じで手をかけすぎないほうが育つとは 我が持論ではあるが

こんな不精な庭に花が咲いたら そうら見ろ ちゃんと咲いたぞと あの世の

妻に威張れるのだ 水仙の花言葉は『うぬぼれ』持論が証明される日が来るのが

今から待たれる 水やりやらの手間をかけるのはやめて 様子を見ようと思う

 

  

 

 

 

 


真乗院(川口)巨樹の寺

2020-11-12 20:07:09 | 日記

真乗院は日光御成道の鳩ヶ谷宿と大門宿との間にあり、日光社参の折に徳川将軍の

御休所となったという 往時に植栽の樹木が今や 空を圧するほどの巨木となって

街道を静かに見守っている このうちコウヤマキは 樹高4.8㍍市、指定天然記念物

そのそばには カヤ や スタジイの大木もあり まさに「巨樹の寺」だ

 

静かに 石仏と巨樹に見入っていると 誰かから 見られているような・・・。

閻魔堂からかナ? 違うようだ   どうようやら こちららしい 君達は誰だ ?

スタジイの亀裂を格好の住家とした 名は何というのか その方面に知識はないが

どこかで見たことがあるような 愛嬌もん 団栗の精とその子供たち かしら? 

そんな訳はないのだが 弁当を使う私に しきりに話しかけてくるような気がする

 

お寺さんだって こんな「あそびこころ」があってもいい 楽しく拝見、語り合う

勿論、寺院だ石仏もあるのだが こちらに見とれて 写真撮影を忘れてしまった


     しんじょういん  埼玉県川口市大字石神

 

 

 

 

 

 


謎の石造物

2020-11-11 21:35:27 | 日記

 車道わきの 小高くなった まるで古墳を思わせるようなところ 柵に囲まれた

 石造物が3体 以前から気になってはいたが 交通量が激しい所で一瞬の間に

 通りすぎてしまい 確認せぬまま 今に至っていた が今日、その正体を確認

 

  三体の神代の時代のような装束の石造物 何かいわくのありそうな気もするが

 結局、その正体は不明 周囲に説明版らしき ものはなぜか 見つからない

 写光線の具合で写りが悪く 恐縮だが個別写真をご覧いただく どこか既視感が

 ありそうな気もするが なんとも思いは 浮かばない

 

 この辺りの地名が「石神」 素人判断では この石造物と地名とは どこかで

 結びついてるような 気がするのだが 

 まだまだ我が狭小な知識では 及ばない事が たくさんあるようだ

 


さいたま 常楽寺

2020-11-10 18:27:05 | 日記

『常楽寺』の名にひかれ 信号待ちの合間に目に付いた さみし気な寺に立ち寄る

時としこんな勝手な動機で覗いた寺に 思わず見とれる紅葉や石仏があったりする

期待は見事に外れた お寺さんには済まないが 想像とは違い 見事に外れた

荒れ気味な寺には 紅葉もなければ気に入った石仏もない

過度な そして 不純な期待を抱いた我が方の過ちでありお寺さんの責任ではない

わずかに 本堂わきの 石像に惹かれるものがあったので 参拝記念に 撮影する

まぁ そうそう 偶然に期待を超える被写体に出会えるなんて事はめったにはない 

まして寺院は 一風来坊の期待を満たすために存在している訳ではないのだから

ごめんなさい 参拝の動機があまりに こちら本位でしたと 謝罪して立ち去る

          じょうらくじ さいたま市桜区上大久保