言語聴覚士の独り言

言語聴覚士の日記

呼び方は大切かもしれない

2023-05-30 22:42:00 | 日記
私には小学生の娘がいます。

私の住んでいる地域限定かもしれませんが、娘が通う小学校では、生徒同士呼び合う際に

男女関係なく“〇〇さん”と呼ぶように指導されています。

私は初めは違和感が強く、メリットが見出せずにいました。

実際、娘が家で学校の話をする時に

「〇〇さんが階段の踊り場からジャンプして怪我をした」など聞いても

〇〇さんは男性?女性?と質問することがあり、〇〇君と言った方が便利だと感じていました。

私は職場で上司からは〇〇ちゃんと呼ばれています。

私だけ〇〇ちゃんと呼ばれる事は親しみを持ってくれていると感じ嫌な気持ちはありません。

私も距離が近い後輩は〇〇ちゃん(男性に対して)と呼び、距離がそれほど近くない後輩や女性、目上の人には〇〇さんと呼んでいます。

今日、Voicyのパーソナリティが呼び方は〇〇さんと統一している。理由は性別も上下関係も必要なく全員リスペクトの念を持って接しているからと言っていました。

また、呼び方でその後の話し方も変わるから呼び方は案外大切だと話していました。

たしかに

〇〇さん→資料の確認をお願いできますか?
〇〇!→資料の確認やっといて!

となり易いと感じます。

この放送を聞いて、私の中にある分断バイアスが知らずにかかっていたことに気付きました。

階段の踊り場からジャンプをして怪我をする子はきっとわんぱくな男子に違いないと思い、娘に性別を聞いていたのです。

わんぱくに男女は無関係です。

同じクラスの〇〇さんはわんぱくだね。でいいのです。

性別や年齢、出身地や出身校など、その人の要素の一つではありますが、大抵の場合、目の前の事象に関係のない場合が多いです。

良くも悪くも昔からある、性別や年齢、出身校などで分断して一まとめにしようとするバイアスはなくしたいと思いました。

全員、〇〇さんと呼ぶようにします😊