私はため息をつく人が嫌いです。
私自身もため息をつかないように意識しています。
嫌いな理由はため息をつくことによって、周囲の人に自分がネガティブな状態である事をアピールしているように感じるためです。
アピールするくらいであれば、ネガティブな内容を話して欲しいです。
力になれる事もあるかもしれません。
昨日まではこのように考えていました。
私は訪問してリハビリを提供する仕事をしています。
ご利用者の奥さんで頻繁にため息をつかれる方がおられます。
昨日もその高齢の夫婦の家へ訪問していました。
いつものように奥さんは疲れておられ、ため息を沢山ついていました。
リハビリを行いながら奥さんの様子を見ていると、ため息をつくタイミングに法則がある事に気がつきました。
動作と動作の切り替えのタイミングでため息をついています。
次の動作に移行するタイミングで気持ちを入れ替えたり、気合いを入れるためにため息をついているように見えました。
ネガティブな気持ちのアピールではなく、深呼吸に近い意味合いです。
深呼吸は自律神経の交感神経を落ち着かせて、ストレス発散やリラックス効果があるといわれています。
深呼吸は息を吸う行為からやってしまいますが、効果のある深呼吸は息を吐き切ってから息を鼻から吸ってゆっくり吐きます。
つまり息を吐く行為からスタートします。
ため息は正に息を吐く行為です。
私がため息だと思っていた息を吐く行為は本当は深呼吸のため(リラックスするため)の行為だったのです。
息を吐く行為をみて、ため息と捉えるか、深呼吸と捉えるかは、実は私の気持ちの持ちようなのかもしれません。
どちらにせよ、ため息をついている人を見て嫌悪感を抱くのではなく
大きな息をして頑張っていると捉えて、その上で私に力になれる事があれば力になりたいと思いました。
また、私もため息をつくのがダメだと決めつけずに
時には大きな息を吐いて、しっかり呼吸を整えてリラックスしたいです😊
こんな捉え方もあるのですね。。。
何時もはっとした気付きのある内容で、心して拝読しております。ガバオ拝