言語聴覚士の独り言

言語聴覚士の日記

傷の治し方

2021-12-10 06:22:00 | 日記
昨日は傷の処置の勉強会に参加しました。

傷の評価、保護の方法、治癒の経過など基本的なことを学びました。

治療で最も大切な事は

傷を水で洗う事です。

転倒してできた傷であれ、褥瘡であれ洗う事が重要です。

洗う時は痛みを伴い、一時的に出血が多くなる可能性がありますが洗った方が治癒は早くなります。

水道水でOKです。

次に大切なのが感染しているかどうかです。

感染している時は密閉するような治療(例えば傷パワーパッドなど)はダメとなります。

感染しているかどうかは

膿の有無
周囲の発赤の有無
熱感の有無
悪臭の有無
滲出液の色(透明ならOK)

で判断します。

感染している場合はよく洗った後に消毒をします。
消毒の際は消毒液が傷口に付いたままでは治りを阻害するので、消毒後に消毒液を洗う必要があります。

感染が治れば、傷パワーパッド(高級絆創膏)のような密閉タイプの保護剤を使用します。

屋外で転けて擦りむき、感染を確認しないで直ぐに高級絆創膏を貼るのは間違いとなります。
⇨これは私が今までやっていた方法です💦

ステロイド剤や保湿剤についても講義がありました。

ワセリンなど副作用のない保湿剤以外は医師や看護師の指示を仰ぐのが最適です。

例えば白癬菌が原因の所にステロイド剤を塗ってしまうと白癬菌は増殖します。

ちなみに顔にステロイド剤を塗って、日光に当たると黒ずむのは迷信だそうです。

学びの多い勉強会でした😊







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