TAKE-LOG 竹ログ

春の二俣川原散歩

今日は彼岸の墓掃除にやって来た。

家を出て秋野不矩の美術館をめぐりいつもの二俣川原に

やって来た。

雨が少なくて先週まで干上がっていた川原も

今日は少し流れている

今日は墓掃除なので栄林寺の境内に入る

 

鐘を打ち拝む夫人の後ろ姿

あの世とこの世を結ぶ彼岸に祖先の在りし日を想う

お地蔵さんに70年も前に失った妹の幼姿を想い出し

手をあわせる前にシャッターを押してしまった私であった

今年も芽を発し花を咲かせようとして

天に昇る枝に生命の力が宿る

門前の扉をこんなにみたのは初めてで

何を意味するか考えた 煩悩の私

お前はなんて奴だと

お地蔵さんが嘆く

川面に映る木の姿に

我が心もここに映したらどんなに映っているのか

我が身の心は

こんな花のように清廉な私ではなかろう

川原に咲く花々とは比べようもない

私の醜さを恥じ入り

花々を眺めるうちに安らかな想いになって

匂いも色も移りかわり

一つ一つの花にそれぞれの想いがあるのなら

大木に宿る想いの重さを考えてしまう

それも これも 煩悩 じゃ

と道祖神は言っているよう

足元の 野に咲く花に

目をやれば

命芽生えて花を咲かし

次に伝える命の事を

その大切さを語りかけていた

それもこれも 

空 だと

 


蒲郡市の観光の中心地竹島海岸竣成苑内にある竹島クラフトセンターの主人が投稿するブログです。

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