TAKE-LOG 竹ログ

TCC・竹島クラフトセンター、中国からのお嬢様の蒲郡観光調査              ■TAKE-LOG■竹ログ■

夏真っ盛りの竹島海岸です。
照りつける太陽を受けた中を、観光ボランテアの人達が
観光客を案内して後ろ歩きで進んで行きます。

そんな中を自転車で颯爽と走ってきた美女の3人です。

蒲郡市観光協会がこれから中国からの観光客を受け入れるために
中国の人に実際に蒲郡観光を検証してもらい問題点を洗い出し、
改善するための作業です。

「今日は、どうぞよろしくお願いします」
爽やかな笑顔で中国のお嬢さんの訪問です。

「どうぞお上がりください」
「竹島クラフトセンターの鈴木です」

あれ!日本語がペラペラだあー!
と少し気が楽になったTCCの主人です。

自己紹介のの後早速色を選んで手織り体験の始まりです。



「今日は暑いですね、中国と比べるとどうですか?」
「日本の方が暑いです」

「中国はどちらですか?」
「私は湖北省から来ました」
「私は吉林省ですからそんなに暑くないですよ」

「先生は中国へ行った事がありますか?」
「まだ無いんですよ万里の長城とか歩いて見たいです」

私の父は太平洋戦争で中国へ出兵して、中国人に迷惑を掛け、
敗戦後は中国人に助けられて生きて帰りましたが、
その事はお嬢さんに話すには場違いだと思い話せなかったのです。

丁寧な日本語の受け答えででしっかり教育をされてる感じを受けました。
毎日接している日本人の娘さんの態度と比べると、
はたして日本は大丈夫かと不安になったTCCの主人でした。

日本の子供達を見るにつけ、学校の問題ではなくて
家庭と社会が基本から考え直さなければ、グローバル化などと
とても言えないことだと思えるのです。

などと考えているうちにコースターが出来上がりました。


(コースターの出来上がりで おめでとう!)

手織り作業を教える言葉の障害もなく過ぎて少し肩透かしの
感じのTCCの主人でしたが、
お嬢さんの

「手織りは凄く楽しい」
「もっと織ってみたい」

の言葉をもらって、糸と織は世界共通の架け橋になれると思いました。



手織りが終わって、三河地綿の綿繰りと手紡ぎの体験で
楽しく盛り上がりました。

「糸ってこうして出来るのですかー、初めて知りました」

この言葉は、アメリカの人も、カナダの人も、ニュージーランドの人も
中国の人も、蒲郡で始めて知ってもらえて嬉しく思うTCCの主人でした。

”白い三河地綿の糸が、幸せの赤い糸に変わりますように‥”

と 祈りながら中国からのお客様を見送るTCCの主人でした。

蒲郡市の観光の中心地竹島海岸竣成苑内にある竹島クラフトセンターの主人が投稿するブログです。

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