毎年蒲郡市内の小学校で行われている[三河木綿の手織教室]が
今年も市内から選ばれた2校で行われている、
11月15日は、蒲郡市立塩津小学校体育館に手織織機15台が設置されました。
この企画は蒲郡市産業政策課が蒲郡市内の小学校の生徒さんに、
市内の主幹産業である繊維産業の歴史と文化と現在の繊維業を
学んでもらうために、春にはプランターに綿の種まき作業をして、
水やり作業を続けて、夏には花が咲くと綿の実が開き、
秋には収穫をして、「手機場」の皆さんの指導により綿の種取りと
綿打ち作業をしてスピンドルによる手紡ぎで糸を作りました。
”正真正銘”の三河木綿の糸作りを体験していただきました。
竹島クラフトセンターではこの日のために一週間かけて
織機に経糸をセットして緯糸を染めて新色を揃えました。
毎年、竹島クラフトセンターのスタッフにも応援を頼み
塩津小体育館に15台の織機をセットする事が出来ました。
緊張気味に体育館に入って来た生徒さん達は並んだ15台の織機を見て
これから始まる授業に期待を膨らませていました。
蒲郡市は江戸時代から綿を栽培して織物を織って来た繊維の街でした。
そんな蒲郡の町の歴史と文化と、織物が出来る原理と織機の操作法を学びながら
75名の生徒がコースターを織り上げました。
自分で選んだ色糸と手機場の指導で紡いだ手紡ぎ糸(三河白木綿)
を織り込む作業です。
コースター作りに夢中の生徒達の熱い熱気で寒さも感じないほどの
手織教室となりました。
竹島クラフトセンターで最後の房作りと仕上げを終えたコースターが
市役所の産業政策課から塩津小学校に届けられました。
塩津小学校の手織指導に協力してくれた皆さんです
豊川市 曽田先生
豊川市 信田先生
蒲郡市 大須賀先生
蒲郡市 小倉先生
蒲郡市 岩孝縫製(繊維企業)
蒲郡市 鈴木昭子
蒲郡市 鈴木敏泰