月末の第5週の竹島クラフトセンターの工房とお店は休みです。
今日は工房に設置されているガラ紡機のお掃除をしました。
このガラ紡機は江戸時代に信州で生まれた僧侶の臥雲辰致が
日本で初めて発明された紡績機です。
その原理は、下の綿を詰めた筒が回転して綿が撚られながら引き上げられると
糸状態になります。さらに撚られながら引き上げると糸が出来る原理です。
紡錘機(糸車)で手紡ぎをする私が理想とするガラ紡機にするために
回転と撚り回数と引き上げる速度を微調整出来る装置を付けてもらって
平均で綿の糸番手の20/単糸が出来上がっています。
出来上がった単糸を双糸に撚糸する作業もこの機械でやっています。
甘撚りの双糸はたまらない柔らかさと光沢があります。
これが出来るまで10年かかりました。
私の大切な愛機だから今日も大掃除です