木曜日の竹島は静かだった
人影も少なく散策するには最高の初冬の1日となり
今日も竹島の海は光り輝いていた。
そんな俊成苑に二人の女性のご来店である
午後の日は傾き、風は冷え始めていたが
女性の手織は始まった。
経糸を上下に分け、緯糸を通し、筬をを打つ
その繰り返しの操作が続く
ただひたすらに織り進む
竹島の手織体験は、織物の基礎を学びながら織り進める
「こうして織れるのね」
「楽しい」
楽しそうに織機を操る彼女は喜びに満ちていた
「お国はどちらですか」
「アメリカです」
アメリカはコットンの国だ
シャトルを通し筬を打つ
一連の動作が職人のように慣れたころ
コースターが姿を現した
「綺麗に織れていますね」
「凄く面白かった」
と言って出来たばかりのコースターを眺めた
自分で織り上げたコースターを掲げて記念撮影です
おめでとうございま
物を作る喜びは世界共通ですね
アメリカ大陸産のアップランド種の綿から糸に紡ぎ
今、アメリカ人の女性が日本で機を織る、
優しい糸や織物で世界が繋がる、そんな平和な世界が
竹島から広がればいいな