

この度、[みかん草木染め]の手織作品のバッグに引き続き、

[みかん草木染め]の綿糸を使用して、生産型機械織機で
製織に成功しました。

蒲郡市農協の協力と愛知県三河繊維技術センターの
協力を得て試験の染め織りを続けて来ました。

三河繊維技術センターの協力でTCCの60/2の綿糸を
藤浜染工㈱で精練と漂白を施しました。漂白済みは草木染では
染まりが悪いが,仕方なく染めむらを防ぐため使用しました。
チーズ巻きからカセ上げを90カセ(1カセ95g)作りました。
TCC竹島クラフトセンターでは、[みかん草木染め]のアルミ
媒染で染め上げました。
一度に30カセを染めたが、みかんの木のチップの状態と
染めの作業の状態により微妙に色の変化が見られた。
製織は、幅1メートルで経糸は綿60/2で経密度は70本/in×緯糸は
綿60/2で70本/inの打ち込みで、70メートルを織り上げました。
製品は、蒲郡市農協の柑橘組合、青年同志会の50周年記念用
ネクタイとハンカチ400枚を作ります。
現在蒲郡市内で縫製作業に入っています。

TCC・竹島クラフトセンターでは、本来手織をしていますが
TCCの主人がジャガード織り意匠家でもあることから、
工業用量産織機で織る事に踏み切りました。
しかし[みかん草木染め]を研究してきたTCCの草木染め
グループは、工業化には、当初反対意見が多かったが、
繊維不況の続く蒲郡繊維業界の為に、機械織りに
協力をお願いして成功にいたった次第です。

蒲郡市の特産物であるみかんと、三河木綿の
コラボレーションで蒲郡特産の[みかん草木染め]の
機械織が出来上がりました。
TCC・竹島クラフトセンターでは、蒲郡市農協の
みかんチップ提供の協力を得ながら、
三河木綿の[みかん草木染め]の製品開発をしていきます。
蒲郡にお出での時は、[みかん草木染め]の三河織物を
楽しんで、お土産に、手芸に、皆様の暮らしの潤いに
ご活用できるように頑張ります。

現在TCCの[みかん草木染め]のデータを基に
癒しとアンチエイジングの郷推進協議会でも
天然染色開発委員会を立ち上げて、みかん染めの
研究に入っています。
完成される日が楽しみにしています。
