今日も、SDKの織物デザインを紹介しよう
今回も竹島クラフトセンターの織物用コンピューターデザインシステムを
使ってテキスタイルデザインを作ります。
私が使っているジャガード織コンピュータ・ワークステーション
カヤバ工業製のGD2003を使って作ってみましょう。
織物には必ず組織が存在します。
その組織の基本である平織りをベースに織物デザインをしてみます。
まず、織物意匠紙の方眼紙を設定します
8本毎に親経がある8本経の意匠紙を使います。
(西陣織の絵師もこの意匠紙を使っています)
意匠紙に平織り組織を入れます。
今回のチェックの1レピートの大きさは48本×48本で作りますから、
意匠紙も48本×48本の平織り組織のベースを作ります。
その中へ経糸の整経順に縞を入れてカラー変換をします
ここで注意しなければならないのは平織り組織の経糸が上がった組織点にだけ
経の縞に変えます。
今度は緯糸の配列を入れていきます
ここも平織り組織の緯糸にだけ色を変えますから
緯糸が入る色順序を確かめてカラー変換をしていきます。
これで経糸と緯糸の配列が設定されました
今度は実際の色糸のカラーに変えるために実際の糸を準備します。
(今回はベースの糸を蒲郡みかん染めの糸にしました)
見本の糸の色をコンピュータのカラーに変換します。
これで実際の織物と同じカラーでデザインが現れました。
経て縞の配列と緯糸の杼順を描き込み、紋栓図も完成、
では、実際の手織の様子を見てみましょう。
整経も終わり織機の準備も終わり
デザイン、意匠図と間違いはないか確認したら製織開始、
織り付けが正しいか再確認しながら織り始めます。
デザインと意匠図をもとに服地の制作が始まりました。
後は楽しい手織り三昧の毎日です。
(次回は綾織を基本にしたデザインと意匠図を作りたいと思います)
蒲郡市の観光の中心地竹島海岸竣成苑内にある竹島クラフトセンターの主人が投稿するブログです。
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