世界中から熱苦しく・・・「ふじもん世界放学ブログ」

元「変な学校先生」私ふじもんが、ただ今世界を駆け巡っています!世界の今と僕の魂をお届けしますので、ぜひお読み下さ~い!

~部活動って・・・~

2013-02-03 21:45:23 | 日記
突然ですが、部活って教員が見るべきではないと私は思うんです。

あ、これはあくまで私個人の意見ですが、そう思うんです。

なぜか?

それは、
「専門分野でないスポーツを指導するのは、教員にとっても生徒にとっても不幸だからだ」
と思うからです。

それが1つ。

もう1つは、
「部活動は事実上の強制的ボランティア。このグレーゾーンをこのままにしておくのはおかしい」
と思うからです。


まず1つ目についてですが・・・

教員は採用される時に(あくまで公立の話ですが)スポーツの専門性は考慮されません。
もちろん志願書には指導可能なスポーツを書きますし、面接でも聞かれます。
しかし、自分が経験してきた部活動を持てる可能性は、低いのです。

ちなみに私はテニス部を見ておりますが、まったくの素人です。
しかし、なんとかなってしまうんです、中学生が相手だと・・・。

でもそれは、「なんとかしている」「なんとかなっている」だけであって、
本当に良い指導ができているとは・・・思えません。
なんせ、ラケットも持ったことがない人間が教えているのですから。

私は思うのですが、これは不幸です、教員も生徒も。
生徒にとっては、「なんだよ、こいつ素人かよ」となるでしょう。
教員にとっては、「参ったな、何をどうすればいいんだ・・・」
となります。

不幸ですよね、共に。

しかし、年配の先生からは、このような意見もあります。
「熱心にやればいいんだ。その気持ちは伝わる。
子ども達にとっては、先生が一生懸命やってくれればそれで幸せなんだ」と。

これは違うと思います。

教員なんだから、子供に対して熱心なのは当たり前。一生懸命は当たり前。
その気持ちの上に、プロフェッショナルな技術があってこそ、指導だと思うのです。

少なくとも教員は、教科に関しては採用試験でそれなりの能力を問われます。
論述能力や答弁の能力も、面接などを通して問われます、当たり前ですが。
ですから、教科指導に関しては「プロフェッショナルか否か」を問われた後、
採用されているわけです。

だから教員はプロの教科指導ができなければなりません。


しかし、部活動は別です。

何も問われずに、有無を言わさず「やれ」なのですから。特に若手は。

想像してみて下さい。

突然、何の縁もゆかりもなかったスポーツを指導しなさいと言われたら・・・。

部活動の難しいところは、それでいて子ども達の学校生活にとって
とても思い比重を占めているということです。

部活のために学校に来ている、という生徒も少なくありません。

しかし、実は先生は素人である・・・。

まずいですよ、これは。と思います。

しかし、こういう意見もあります。

「部活動で子どもを見てるから、普段の指導の際にもその子のことが
よくわかっており、役に立つ」

これは一理あります。
しかし、私はちょっと違うとも思います。

部活で見ていなくたって、十分子どもの指導はできる。
いや、できなくてはならない、と思うのです。部活の力を頼らなくても。
そのくらいの力量がなくては、教員として務まらないでしょう。

長くなってしまいましたが、
結局はプロフェッショナルが指導をしなければ、
本当に良いものは子ども達に与えられないと思うのです。

本当は2つ目の内容まで触れたかったのですが、
長くなってしまったので2つ目は次回に・・・。


すべては子ども達のために

ふじもん