台風がきていた。
あんまりこちらは被害も何もなく、通ったことには通ったけど、程度で済んだようだ。
けど久しぶりのたいふーんの風はやはりいつもの風とは違って、ぐるんぐるんと木たちを舞い踊らせる。
空を見上げるとこちらに近い方の灰色な雲がまるで川の水のように速く流れていた。
遠くの一番上の方の真っ白い雲は全く動いているように見えないのに。
雲も当然のことながら流れてるのは知っているようだけど、
そうやって動きが速いとなんかこう、なんやろうか。
ダイナミックで、地球、、でかい、ひろい、動いとる、わからん、風や、、とか
自分で言っといてよくわからない思考が頭の中を駆け巡った。
ただ、そういう雲の流れを見るのはやっぱりたのしいのだった。