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靖国“電撃”参拝の安倍首相  スポーツ報知 

2013-12-27 08:34:17 | 時評
朝日新聞でも、毎日新聞でもなく、スポーツ報知の浅川博忠氏の説を信用した。


政治評論家の浅川博忠氏は
「保守派の不満を抑えられますし、年末年始を挟めばドサクサに紛れて忘れられると踏んだので は。内政的にも、25日の仲井真弘多沖縄県知事との会談で一段落したタイミングでしたし」と分析。
さらに「対中韓関係は参拝しても、しなくても進展がない 状態だけに、それならばと思った可能性も」としながら
「米国が『失望した』との声明を出したことは読み切れなかった誤算だったはずです」と解説した。
自民 党のあるベテラン議員は「もっと外交的に良いタイミングを選ぶべきだった」と困惑していた。


現状は、小銃弾提供をめぐって、韓国政府とのいざこざが起こっている。
中共とは、防空識別圏での対立があり、タイミングとしては、絶妙とも感じ取れる。
自民党の議員とは誰か知らない。

朝日新聞、毎日新聞ともに、アメリカの失望を問題にしているが、
実は、大きな焦点は、アメリカの声明には無い。
特に強調したいのは、中共と朝鮮半島に対する政治的立場の宣言に他ならない。
中朝韓とは、一線を構えるとの立脚点を公表した事である。

アメリカは靖国神社参拝の衝撃を見越して、反対の意志を安倍晋三首相に伝えていたと感じる。
アメリカの意志は、しゃないなあという程度であろうかと感じる。

つまり、朝日、毎日の主張するアメリカの懸念など、大した事ではないのである。
大それた事は、中韓との立場を鮮明にした安倍晋三首相に事態の主導権があると言う事である。

外交における主導権は安倍晋三首相が握って、中韓は手の内で、振り回されているのである。
アメリカはそれを知っているから、大層な事をやるなよ、と注意しているのである。
戦争を望まないのは、アメリカも中共も同じである。同床異夢と言う訳である。



靖国“電撃”参拝の安倍首相に米「失望」
スポーツ報知 12月27日(金)7時5分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131227-00000042-sph-soci
 安倍晋三首相(59)が26日午前、東京・九段北の靖国神社を首相として初めて参拝した。第2次政権発足後、ちょうど1年の節目を迎えた当日に断行した 「電撃参拝」。靖国神社には東京裁判のA級戦犯が合祀(ごうし)されており、中韓両国は激しく反発。米国も「失望した」との異例の声明を出した。

 境内に多数の警察官や警備員が配置された。報道各社のヘリコプターが上空を飛び交う。午前11時半ごろ、物々しい空気の中、正装のモーニングに袖を通し た安倍首相が靖国神社に到着した。まっすぐ前を向き、緊張した面持ちを崩さず本殿へと向かい参拝。「内閣総理大臣 安倍晋三」名で白い菊を献花した。

 約15分間の参拝後、記者団の取材に応じた。「日本のために尊い命を犠牲にした英霊に尊崇の念を表すために手を合わせた。中国、韓国の人の気持ちを傷つ ける考えは毛頭ない。戦場で散った英霊の冥福を祈り、リーダーとして手を合わせる。世界共通のリーダーの姿勢」。26日を選んだ理由として「(第2次安 倍)政権の歩みを報告するため」と強調し「諸外国も含め全ての戦争で亡くなった人たちのためにお祈りした。戦争の惨禍や苦しむことのない時代をつくるため 不戦の誓いをした」と語った。

 前日までのクリスマスムードを一瞬にして吹き飛ばした電撃参拝。首相としての参拝は第1次政権時代を含めても初めてで、現職では2006年の小泉純一郎 首相(当時)以来7年ぶりとなった。昨年12月17日、衆院選で大勝した翌日の記者会見で「(前回の)首相在任中に参拝できなかったのは痛恨の極みだ」と 発言していただけに、首相としての悲願を成就させた形となった。

 首相の参拝に関し、中国、韓国が反発。さらに在日米大使館はこの日、中韓両国の反発を念頭に「近隣諸国との緊張を悪化させるような行動を取ったことに米 政府は失望している」とする声明を発表。同盟国指導者の政治的行動に対し、米政府が踏み込んだ形で懸念を表明するのは異例だ。安倍首相はその後、自民党の インターネット番組で中韓の反発に関し「誠意をもって説明し、対話していく」と説明。米国についても「誤解が増幅されている。この機にしっかり説明し、誤 解を解いていく」とした。

 今回の参拝の真意や時期について、政治評論家の浅川博忠氏は「保守派の不満を抑えられますし、年末年始を挟めばドサクサに紛れて忘れられると踏んだので は。内政的にも、25日の仲井真弘多沖縄県知事との会談で一段落したタイミングでしたし」と分析。さらに「対中韓関係は参拝しても、しなくても進展がない 状態だけに、それならばと思った可能性も」としながら「米国が『失望した』との声明を出したことは読み切れなかった誤算だったはずです」と解説した。自民 党のあるベテラン議員は「もっと外交的に良いタイミングを選ぶべきだった」と困惑していた。

 ◆靖国神社 太平洋戦争などで戦死した日本軍軍人ら約250万人を祭る神社。1978年に東条英機元首相らA級戦犯14人が合祀された。75年、三木武 夫氏が首相として初めて参拝。当時は政教分離の観点から問題化したため、三木氏は「私人」を強調した。85年、中曽根康弘氏が首相として初めて公式参拝す ると、中国が猛反発。翌年は参拝を断念した。以降、常に対中韓関係における国際問題として語られるようになる。その後、首相在任中の参拝は96年の橋本龍 太郎氏(1回)、2001~06年の小泉純一郎氏(6回)のみ。安倍首相は昨年10月、自民党総裁として参拝した。