NYTの批判の主題は、歴史修正主義である。(本当かね)
内田樹
2014年03月03日 14:09
NewYork Times 3月2日の記事から
http://blogos.com/article/81538/
村野瀬玲奈の秘書課広報室
歴史修正主義(史実否定)を甘やかしすぎている日本の知的怠惰と道義的誤り
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-5289.html
(引用)
歴史修正主義(史実否定)をマスコミや政府や政治家が甘やかすのは日本の知的怠惰と道義的誤りの最たるものの一つだと私は強く思います。それは自分たちの 国家主義的自己愛を満足させるためであったり、それを利用して憎悪商品や差別商品を作って商売するためであったりします。その結果、知的怠惰と道義的誤り が広がって、その先に何があるかといえば、孤立と失敗と堕落でしょう。それも、自分から招き寄せた孤立と失敗と堕落です。
(当ブログの見解)
内田樹 氏や、村野瀬玲奈氏の記事には、難しい言葉で、読者を混乱させる内容である。
良く、専門家は、素人にわかり易くするのが、当然と言うが、逆の表現の仕方だと思う。
立憲主義と同じく、歴史修正主義は、論理の説明も事実の裏づけも省いた、便利な言葉との印象を深くする。
それでは、内田樹 氏や、村野瀬玲奈氏は、河野談話の検証は、事実に基づくから、
賛成だと言うのでしょうね。
NYTの歴史修正主義と言う言葉は、過去にも批判記事がある事で、事実検証をしていない事が明確である。
実に、不勉強極まりない態度で、日本国批判をする。
また、アメリカの利益は説明するが、日本の事情には、無知を表明している。
言い換えれば、利己的なのである。
ここの案件については、もう少し、思考を重ねる必要を感じるが、
言葉遊びで、国家を翻弄する非は言うべきも無い。
時事通信の記事では、
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140304-00000132-jij-n_ame
>社説は、安倍氏が旧日本軍による1937年の「南京大虐殺」の存在をいまだに否定しているとして問題視している。
>さらに昨年12月の靖国神社参拝や、政 府が先週、従軍慰安婦制度への旧日本軍の関与を認めた
>河野洋平官房長官談話の検証に乗り出す方針を示したことを批判。
>「彼(安倍氏)は戦争の歴史を歪曲 (わいきょく)している」と決め付けた。
「南京大虐殺」の存在は、河村名古屋市長の発言に端を発して、無いと日本国民は理解している。
その理解の内容を論破しないで、あると言うのは、乱暴な決め付けである。
靖国神社参拝は、歴史歪曲には、何ら関係が無い。こじつけは、迷惑である。
河野談話の検証は、始めると、日本国国会での質問に応じたまでで、検証することが、NYTの批判する事項には
当たらない。何の理由があって、検証してはいけないというのか論議が必要である。
NYTは、検証が歴史歪曲に当たると言う事項を、説明すべきである。
道理に外れた記事には、訂正も必要である。と考える。
>Mr. Abe's Dangerous Revisionism
には、重要な点も含まれる。
>しかしながら、安倍氏は、日米安全保障条約の条約義務によって、
>日本を防御する委託をされ、中国と日本の対立に持ち込まれたくありません。
と言う内容は、日米同盟を破約する事になる。それも、アメリカの意志によって、である。
時事通信 3月4日(火)18時51分配信 記事は意図的に、この文章を省略している。
記事の要約が、重要事項を省く不都合は言うまでも無い。
NYTの記事は、歴史修正主義よりも、日米同盟の破綻を示している。
菅官房長官から、記事訂正を求めたのは、当然の仕儀である。
(記事の補足をする)
菅官房長官は、NYTの歴史修正主義の訂正を求めたのではなくて、
南京大虐殺の否定と言う部分を訂正を求めた。
当ブログの見解からすれば、官房長官の記事訂正の求めは、かなり、
トーンダウンしたものである。
再度、言及するが、日本国政府の立場は、日米安全保障条約を基調とした
日本国防衛にある。日本国の安危が問題になるのは、日米安全保障条約の実行が
懸念されるから、アメリカに対する不審が日本国民に増大するのである。
この事情を、右傾化とか、軍国主義かとするのは、的を外れている。
菅官房長官は、NYTの南京大虐殺を否定すると言う部分にクレームを付けたが、
日本国民は、現在から未来に対して、アメリカは日本を守らないのじゃないかと
懸念している。
アメリカは日本を守ると言いながら、中共との揉め事は嫌だとしている。
日本国民の事態対処が、揺れるのは、アメリカの態度が二律背反なのに
反応しているのである。口先ばかりの同盟は存続できない。
オバマ政権の態度は、明らかに日本人には不審に見える。
安倍首相を「修正主義」と批判=日米関係に「深刻な脅威」―NYタイムズ社説
時事通信 3月4日(火)18時51分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140304-00000132-jij-n_ame
【ニューヨーク時事】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は4日までに、「安倍晋三首相のナショナリズムが日米関係にとって、より一層深刻な脅威になりつつある」と強く警戒する社説を掲載した。
「安倍氏の危険な修正主義」と題した社説は、中国が東シナ海や南シナ海での領土問題で攻撃的な姿勢を取る中、安倍氏が「修正主義的な歴史」を持ち出すのは危険な挑発に当たると指摘している。
社説は、安倍氏が旧日本軍による1937年の「南京大虐殺」の存在をいまだに否定しているとして問題視している。さらに昨年12月の靖国神社参拝や、政 府が先週、従軍慰安婦制度への旧日本軍の関与を認めた河野洋平官房長官談話の検証に乗り出す方針を示したことを批判。「彼(安倍氏)は戦争の歴史を歪曲 (わいきょく)している」と決め付けた。