憂国のZ旗

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習近平の南京事件の表明に関して

2014-04-01 14:39:57 | 時評
第一稿

日本には天木直人氏や孫崎享 氏の様な元外交官がいる。
彼らの活躍は、通常の外務官僚には、痛切に残念な事であろうと思われる。

習近平中共指導者の南京事件の日本批判に対しての外国人記者の反応が興味を引く。

>外国人「チベットとウイグルは?」
>中国の習近平国家主席が南京事件で日本を名指しで非難したことが話題に【海外反応】

外国人記者の反応から人柄や主観が垣間見える。

(記事引用)
ドイツ訪問中の中国の習近平国家主席は28日、ベルリン市内で講演し、日中戦争では「日本の軍国主義によって3500万人の中国人の死傷者が出た」と述 べ、「この悲劇は今も記憶に生々しく残っている」と強調した。また、日中戦争時に旧日本軍の南京占領下で起きたとされる南京事件にも言及し、旧日本軍が 「30万人以上の兵士や民間人」を殺害する「凶悪な罪を犯した」と批判した。

外国人記者には、国内の人権問題への対処にあったようだが、
習近平の言及したい事項は、少し違っていたと感じる。




天木直人
2014年03月31日 10:51
習近平氏の30万人南京大虐殺に抗議するなら正しく抗議しろ
http://blogos.com/article/83455/
菅官房長官は3月30日のフジテレビの番組に出演して、中国の習近平主席がベルリンの講演で旧日本軍の南京占領に触れ、「30万人以上を虐殺した」 と発言したことに関し、「極めて遺憾だ」とした上で、外務省が在日中国大使館の公使(報道によれば参事官とも)を呼んで抗議した事を明らかにしたという。
 これを知って私は安倍政権の外交のあまりの稚拙さに目がくらむ思いだ。
 繰り返して書いているように、安倍首相の靖国参拝をきっかけに、習近平氏は安倍安倍首相に対する政治的、外交的戦争を決意した。
 この習近平氏のベルリン講演もその戦争のひとつなのだ。
 そうである以上、安倍首相は習近平主席と同じような周到さと覚悟を持ってその戦いの先頭に立つべきだ。
 そのこと自体に私は反対しない。
 それをなんだ。
 在日中国大使館員を外務省に呼びつけて外務官僚から形だけの抗議をするだけだ。
 しかもその事を民放のテレビで女房役の菅官房長官が軽々しく口走る。
 これは本気の抗議ではない。
 これは、南京虐殺はなかったと言い張る国内右翼に対する世論対策だ。
 もし本気なら安倍首相自らが習近平主席に対しもっと公式に堂々と反論すべきだ。
 しかし、それは出来るはずがない。
 旧日本軍が南京で中国人を虐殺したことは日本政府も認めている歴史的残虐行為である。
 その人数が30万人というのが誤りだと言うなら、日本政府は何人の中国人を殺したというのか。
 その数字を日本政府は特定できないままだ。
 仮に数万人であっても虐殺に変わりない。
 どうやって世界の前で習金平主席に反論できるというのか。
 加害者である日本の首相が、習近平氏が用意周到に仕掛けた政治的、外交的戦争に勝てるはずがない。
 菅官房長官はテレビの前で軽率な発言を口走る前に、これからどんどんと激しくなっていく習近平氏が仕掛ける戦争からどうやって日本国民を守るか、安倍首相と額を寄せ合って無い知恵を絞るべきだ。
 習近平はけしからんと言うだけなら誰でも出来る。
 そんないい加減な事をしている間にどんどんと追い込まれることになる(了)