古き血を継ぐ者の為に『セイント・バトラーズ白の子爵と偽りの王冠』

本日はビーンズで

志麻友紀さん『セイント・バトラーズ白の子爵と偽りの王冠』
　王国で唯一、王を任命できる大公であるアンドレア。彼が王冠を
　授けた幼い女王クリスティーナが偽王だと反乱が起こり、糾弾の
　声が彼自身にも降りかかってしまう!!

セイント・バトラーズシリーズ第四巻のお目見えです
伯爵始め、執事も家令も魅力的な本シリーズ。
さりげなく乙女の萌も配置して絶好調な展開です

シリーズ当初より大公を狙っていた
白いローブの魔術師が正体を現し、
対抗馬をあてがっての策略だけでなく、
大公の身近な人物にも手を伸ばし始めます。

まずは王都によなよな現れる魔術師の幽霊が
現王女が偽物であるとの風潮をまことしやかに流します。

そして陛下と大公が謁見する日、
王位をねらう前王の王弟が陛下を偽物として
捕らえようと画策します。

しかし大公の友・伯爵や執事たちの活躍で
なんとか窮地を脱するのですが
伯爵が敵の手に落ちてしまい

聖エディスは妖精の血をひいていた為に
子孫である大公達は生来病弱で早死してしまう…

すべての事件のきっかけは
聖エディスの血を引く者を救いたいとの思いなのです。

周囲の人々が大切にするのが
自分の思いなのか、本人の思いなのかが
今後の展開に渦を巻いていく模様

先日ＣＤも（やっと）聴きましたが、
それぞれ雰囲気ぴったりでしたよ

ますます続きが楽しみです