真夜中のつぶやき <murmur to oneself at midnight>

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思い込み激し過ぎです『男子 華やかなれ1』

2012-02-19 | 読了本review

本日はコミックスで

あおいれびんさん『男子 華やかなれ1』
 男子のみで構成される劇団『零十二華劇団』で下位の十二星座組所属の受様は
 劇団のなかでもー、二を争う実力の持ち主だ。ある日、最大のライバルでエリート
 集団零月組所属の攻様の姫役に抜擢されるが、「俺を本気で愛せ」と迫られて?!

あおい先生の新シリーズの1巻目になります

男性ばかりの歌劇団ですが
一応最初は受様も攻様も一団員もノーマル設定です。

まぁ、受様が大好きって言う友人と
その友人を大切に思う幼馴染もおりますが
BL的男子高校なノリでは有りません

お話の舞台は各業界の希望を受けた歌舞伎界のドンが
20年前に創立した業界お膝元若手育成所
【零十二華劇団・ゼロジュウニカゲキダン】です。

歌劇団は各界や個人からの寄付金で運営されるため
優秀な人材を育成し各界に還元する事が使命であり
零十二華劇団は劇団員からスタッフまで女人禁制、
誰もがひたすらに芸を磨く事を求められます。

劇団員は芸能人・実業家・著名人の子息ばかりの零月組と
一般生が所属する十二星座組とにきっぱり階級分けさていれます。

今回の主役となる受様は少年団から入団した実力派で
幻零月組のトップとなる攻様の良きライバルでしたが
5年前の父の死で十二星座組落ちしてしまいます

演目の配役で主要メンバーは
零月組からのみ選出されるのが暗黙の了解なため
受様が主役級の役に選ばれるには
誰かの後援を得て養子縁組をするしかありません。

受様は数ある話を断ってきたのですが
攻様の父である団長からの申し出には心を動かされ
攻様の義弟となり・・・

次回講演である「人魚姫」で
トップとして主役の王子を演じる攻様の相手役として
姫役に選ばれるのです

受様は攻様にライバル心を燃やしますが
攻様は何を考えているのか全く判りません。

挙句に稽古中に攻様的な盛り上がりで
シナリオに無いキスまでされて
受様は戸惑いを隠せません

王子は人魚姫に燃える様に恋をした
お前もプロなら本気で俺と恋に堕ちてみろ

果たして受様は攻様と恋に落ちるのか

受様が養子縁組の話に載ったのは
更なる目的があっての事で
この講演は是が非でも成功させたかったのですが

お相手である攻様は舞台の上では
いつでも全力で相手役に恋をしてきたという役者バカ。

そんな攻様が全力で受様を落としにかかるので
もともと攻様に惹かれていた受様は落ちちゃいます。

しかし、
攻様は講演が終わると受様への恋心を失い
すつかり友達モードに戻ってしまうのですよ

本来の目的は果たした受様ですが
自覚してしまった恋心を捨てられません。
そこに新たなる人物が絡んできて次へと続きます。

二人の恋の行方は
攻様がニプチン過ぎるってオチだろうとは思いますが
歌劇団での二人の立ち位置等もからんでいて
なかなか楽しい展開でした

新キャラや団長の思惑と攻様の言動が予測不可で
次巻が待ち遠しいです

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