真夜中のつぶやき <murmur to oneself at midnight>

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好きが育ったら『好きなら一緒』

2013-02-24 | 読了本review

本日はクロスです

火崎勇さん『好きなら一緒』
 自動車メーカーの営業をする受様には心のライバルがいた。
 ところが支社の移転で異動してきたライバル・攻様は無愛想
 で失礼な奴だった。更に対抗意識を燃やす受様だったが・・・

今回は受様が心のライバルと思っている営業マンと
家事万能で面倒見の良い営業マンのオフィスラブ

受様は自社中でも一番の売上を誇る支社で
トップの成績をあげている営業マンです。

しかし去年から
あまり業績の良くない支社に勤務しながら
受様の個人成績を上回る売上をだす営業マンが現れます。

その営業マンこそが今回の攻様で
支社の移転で受様と同じ支社にやってくる事が決まります。

ライバル視していた攻様がやってくる事に
戦々恐々とする受様ですが
やってきた攻様は嫌な男だったのです

攻様はイケメンながら口数も少なく愛想もなくて
定時にはサッサと帰って周りに打ちとけようとしません。

攻様の印象は悪くなる一方でしたが
貧血で倒れた攻様を自宅に送り届けた受様は
攻様の事情を知ることになります。

攻様は姉夫婦の遺した甥を引取り一人で育てていたのです

攻様の両親も既になく
攻様は一人で慣れない子育てをするしかなく
会社での態度の悪さも
私生活の疲れに起因していたようなのです

攻様の事情に同情した受様は
慣れない攻様の子育てに手を貸す約束をし
攻様の子育てを助けるうちに
攻様の行動を凄いと思うようになり、

攻様に恋する女性を前にして
攻様への独占欲を自覚する事になりますが
男同士で恋が成り立つとは思えません

こんな受様の恋の行方とは

最近、
諸事情により一人で子育てに四苦八苦する攻様を
助けてくれる受様に恋をするパターンが多いですが
火崎作品では子連れモノは初かな

2人の関係は上記したように鉄板ですが
仕事をしながら子育てをする事の大変さや
未経験で子育てする事の難しさが
日常生活から浮くことなく描かれていた上

姉夫婦の事故の背景には
表には出ない事情が隠されていてのは
ちょっと予想外な展開でしたが
とても面白く読めました。

いつも先生の後書き内の
2人の未来が読みたくて仕方がないのですが
今回は甥っ子君の未来の恋がかなり気になるな
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