魂魄の狐神

天道の真髄は如何に?

【マクロ経済学を一緒に勉強しよう!其の(17)】

2017-12-15 18:50:25 | マクロ経済の基礎の基礎

 「割引現在価値」の話し

 「現在の価値に割り引いた(減らした)価値」と言う意味⇒「将来の1万円は現在幾らに相当するか」

 今の1万円と3年後の1万円では、何方の方が価値が高いと言えるか?金を寝かして置くだけで無く、預金すると利子が付くので、今の1万円は3年後には、「1万円+3年間の利子」と成る。

 

 

 扠、現在の1万円は3年後には「1万円+利子」に成って居る筈だから、3年後の1万円は、現在の時点で考えると、1万円未満である。

  現在、X円を預金して、無3年後に1万円に成って居れば良いのたが、現在X円を預金して預金金利を5%とすると、預金総額は利子も含めて、

  1年後 : x × (1+0.05)

 2年後 : x × (1+0.05) × (1+0.05)

 3年後 : x × (1+0.05) × (1+0.05) × (1+0.05)☜此れが1万円と成れば良いのだ

から、

 x=1万円/{ (1+0.05) × (1+0.05) × (1+0.05)}

 =1万円/ {(1+0.05)へ3}≒8,638円☜「現在割引価値」

  「来年から毎年100万円ずつ3年間貰える権利」を考えて、此の権利は現在一体幾らの価値が在るか?利子率を5パーセントとして計算すると、

  来年貰える100万円の現在価値=100万円/(1+0.05)

  2年後貰える100万円の現在価値=100万円/{(1+0.05)へ2}}}

  3年後貰える100万円の現在価値=100万円/{(1+0.05)へ3}

 従って、此れ等を合算した価格が現在の此の権利の価値Pと成る。

 P=100万円/(1+0.05)+100万円/{(1+0.05)へ2}+100万円/{(1+0.05)へ3}

 此の式を一般化する為、毎年A円の配当が此れからずっと受け取れる債権(=コンソル債)の割引現在価値Bを考える。利子率はr%とすると、

BA円/{(1+0.0r)へ2}}+A円/{(1+0.0r)へ2}}+A円/{(1+0.0r)へ3}}+・・・・・

と、成る。数列の公式を使って整理すると、

B=A円/Γ

と成る。従って、「現時点ではB=A円/Γだけの価値があり、もし此の価格より低い値段が付いていたら買うべきで、高かったら売るべきだと判断出来る」のです。

 

つ づ く

 

※ 本投稿文中の綴りや語句の使い方や理論分析の誤りは、適当に解釈して貰うか、コメント欄で指摘して頂きたい。


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