投資決定の理論
企業は利潤最大化を狙って投資をするのであり、投資規模もこの考え方を基準に決めて行きます。企業がどの様に投資を何れ位の規規模で決めるかの判断材料として、
① 将来何れ位の儲けが期待出来るか⇒将来への期待
② 自身の長期的経営戦略
等、様々である。企業の投資意欲は将来必ず儲かるとの目論見の上で生まれます。当然、将来の期待利益と投資費用の計算もする。
「投資したら儲かる(予測)利益」>「投資のコスト」
従って、投資プランの対象が下図の様A~Eの様にあると(各棒グラフの中の数字は「費用対効果」を考えての実質的期待利益)すると、企業が先ず一番に投資目標として選ぶのは、Cであり、次からは
E→B→A→D
の順に投資プランを立てることに成る。因って、投資額が高く成る程「投資の収益性」は逓減して行く。
此れを表したのが下図である。此れは「投資」について重要なことなので確り理解して置くべき。
企業は「他投資の利益>投資のコスト」の費用対効果に配慮して投資を決める。扠、投資のコストとは如何やって決まるか?其れは、利子率と大きく関係する。
或るゼネコンが収益性の高いプロジェクトから選んで投資して行くと、段々収益性が低いプロジェクトしか残って無く成る。限界は、
「投資から得られる収益」=「利子率(投資のコスト)」
迄と成る。何故か?
投資の収益率(投資から得られる収益/投資総額)>借金の利率
で在れば
「(投資から得られる収益/投資総額)-借金の利率=差額Δ」
だけ儲かるので投資を決断するが、逆であれば損するので投資は控えて誰かに金を貸した方が儲かる。
プロジェクト
F: 100万円投資したら屋万円の収益がある。⇒収益率7%
G: 100万円投資したら屋万円の収益がある。⇒収益率3%
⇩
利子率r=5%の時はFには投資するがGにはし無い。
利子率r=1%に下がったらF、G供に投資する。
通常、投資率の高い方から投資して行く⇒「投資額が増える⇒投資するプロジェクトが増える⇒投資による収益性が下がる⇒『収益性=利子率』☜其処迄投資し続ける。」
1回目に投資た100万円→50万円の収益
2回目に投資た100万円→10万円の収益
投資額が増えて行くと、同じ100万円が生む収益が減って行く。
此の同じ100万円(1単位の投資とする)を追加的に(もう一回)行うことによって得られる収益を「投資の限界効率」(⇩のグラフ)という。
其のプロジェクトの収益性(投資の限界効率)=利子率
👆
此処迄投資して、投資額が決まる。
つ づ く
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