【ケインズの理論⑧】の続き
以下、「前回=【ケインズの理論⑧】」、前々回=「【ケインズの理論⑦】」を言う。
先に、投資需要について論じる。
「投資需要の額」を10であると仮定する☜此の時、「均衡国民所得」は?
👇の表は前回の表の同じ資料に加えて、投資需要が10であるという新たな資料を示した⇨均衡NNP≠100→=150に変わった(☜此のNNPの水準に於いてのみ「消費需要+投資需要=『総需要』」が丁度NNPに等しい)
150以下の凡ゆる所得水準では「総需要」>「NNP」、150以上の凡ゆる所得水準では「総需要」<「NNP」
👇の図に於いて前回の図と同じく、「均衡国民所得」は「総需要線」と「供給線」との交点で与えられる⇨唯一の違いは「投資需要」が「消費需要」に加算されている処である⇨「総需要線」は10だけ上にシフトしてる。
「需要線」の交点では「NNP」=150⇨「均衡所得」は此の値
「NNP」>150→「産出高」に対する「総需要」<「NNP」☜生産者は生産したもの総てを売り捌けず⇨労働者を解雇して生産を縮小する。
「NNP」<150→「産出高」に対する「総需要」>「NNP」☜労働者は雇用されて生産は増加する。
均衡に於いては貯蓄は常に投資に等しいと結論出来るであろうか?
「『産出高に対する総需要』=『消費需要+投資需要』」は既知
「『貯蓄』=『所得(NNP)-消費』」⇨NNP=「消費+貯蓄」⇨NNP=「消費+"投資需要"」⇨NNP=「消費+"貯蓄"」☞"投資需要"="貯蓄"⇨「均衡に於いては『投資需要=貯蓄』が成立つ」☜👆の「均衡に於いては貯蓄は常に投資に等しいと結論出来るであろうか?」の証明
👆の⇩方の図は、貯蓄線(前々回の図と全く同じ)と投資線を示してる。
投資線は10の水準で水平線として描かれて居る(此処では、投資需要は常に10であると仮定して居る)
均衡NNPは、投資需要が貯蓄に等しい点(150)で見出される。
つづく
※ 本投稿文中の綴りや語句の使い方や理論分析の誤りは、適当に解釈して貰うか、コメント欄で指摘して頂きたい。
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