魂魄の狐神

天道の真髄は如何に?

【日韓併合の真実を正しく伝える。】⑧

2016-03-23 04:27:14 | 歴史
 さて、その後の経緯を続けることにする。
 
 韓王との会議のその翌日、伊藤、林は、韓国政府の各大臣を交え、彼等に日本側の意向を説明した。彼等にとっては、外交権を失うことは、独立自体を否定されることであるが、先ずは怒りを抑えて黙って耳を傾ける以外無かった。しかし、一通り説明し終わや忽ち「受け容れ難し」と連呼が始まった。やむを得ず伊藤は会議を十七日に改めて開くことにしたのだが、この日も反対ばかりに一致して、埒が何時までたっても明くことは無かった。そこで、御前会議を開くことになったが、如何しても反対派を翻意させることが出来なかった。やがて、日も没し外は漆黒へと暮れ始めた。

 不穏な城内の空気を察知して、京城は俄かに騒がしくなっていったが、王城の周りには日本軍の軍靴の音が鳴り響いていた。
 
 マッケンジーはこのときの様子を書き記していた。

マッケンジーはこのときの様子を書き記していた。

「Japanese army were keeping strong demonstration action around the court from beginning to end actively. Because Japanese army had the jurisdiction of those places, they had been marching every day the main street or the plaza in front of the castle. The army had deployed the cannon and the soldiers had been full-armed. They were continuing shouting while they Repeating the march of forward backward. They occupied the castle gate and installed the batteries in front of the castle gate and had done all acts except the battle. The aim of this action of the Japanese armed forces had meant demonstrative action of that Japan had power to force firm request to the Korean. This demonstration act of Japan army had a serious meaning against the Korean cabinet ministers and the king. It is becase Korean didn't forget that Japanese thugs broke into the qeen castle and slaughtered the queens at late night in 1895.

At evening of that day, a Japanese soldiers invaded inside the palace and was standing near the bed of the emperor with holding a bayonet. When Ito duke rush into that actual spot, Yoshimichi Hasegawa of Korea garrison commander had been standing in that place.」


 日本は戦後輸出産業で経済を跳躍させてきた。アメリカが日本の輸出産業を引っ張ってくれたからだ。日本が明治の御世に半島を毛唐列強の防波堤としたようにアメリカは日本を共産主義への前線として、赦す限りは盛り立てたのだ。

 今は状況は一変し、日本は輸出産業によって朝鮮人チャン化される。最早輸出産業は、極論を言えば、日本の財政も支えず、国内の雇用に対する貢献度は無くなった。ただ日本を企業の為に利用するだけのものと落ちぶれた。

 人類が存在つつげられる間との世界の人口は五十億人が限度であると言っていた。我はそれでも多すぎると考える。ところが、現在六十七億人まで膨らんだと言っている。限度がとっくに超えてて、地球環境云々言っても始まらない。第一、この侭では食料も水も資源も枯渇してしまう。金融資本主義は、人口の増大なくして成り立たない。

 日本の財政問題は百年単位で考えれば済むことである。払う利子もマクロで考えれば、国内で金が回るだけのことである。ただし、閉じた経済の話にすればだ。今日本が混乱しているのは、国外の禿鷹供が日本を啄ばんでいるからだ。

 少し我慢の社会となろうが、国民が安心して穏やかな人生を送られる日本にしようではないか!

 日本人の暮らしに困らない程度に輸入できる金だけ、輸出が出来れば良いのだ。其れよりも少子化や高齢化を日本を再生するチャンスと考えて、日本を緑豊かな美しい日本に戻そうではないか。国民が一致団結して理念を共同すれば、不可能ではないのだ。知恵を出し合い国内経済を活発化しようではないか!人々が身の丈を知り、身の丈にあった努力をして、「らしく」生きれる社会のが、世界に名を為す国よりも、よっぽど人間らしく生きられるのだ!

 何も共産主義になる必要は無いが、古くも新しい国家を皆でつくろう出ないか!新しい「挙国一致」に賛同し、国民皆がそれなりに暮らせる日本に造り成そう。 国を分断する道州制などとんでもないのだ。

 我は理論物理を齧っていたが、理論物理は我の能力を遥かにに超えるものであった。近代からの西洋の思考は実証主義である。唯物論によって支配される思想は、合理主義と直結するものである。
 
 其れに対して古来の東洋思想は、極めて形而上の理念を本とする。存在を存在するものとの前提で、宇宙の根本の本体を世界で始めて思索したのが釈迦である。西洋は即物的な合理主義で、東洋を打ち負かして来たが、我が東洋思想を善しとする者にとっては、西洋的思考は擋味気ないものに感じるのだ。

 経学は中国に仏教が入ってくると、其れに大きく影響を受けた。儒学が仏教に押され気味になったので、巻き返しを図らんとしてのことであったのだ。であるから、東洋思想は総て仏教の影響を受けたものだと言えるのだ。

 オームは問題するに足りないインチキ宗教であったが、釈迦本来のあり方を実証できる仏教の本筋に立ち返ったものだと評価できるところもあった。

 仏教は信じて何ぼのものではなく、森羅万象の存在の存在に単純に疑問を持って、宇宙原理の本質を探ることを覓とする。達磨大師が面壁八年座禅したのも、この本筋を表すものだった。

 人種の本質を区分けするものとして、「西洋人は科学に通じ、黒人は運動に優れ、東洋人は思想に優れる」と言われるとおり、我々は西洋思想に汚されて、我々本来の生き様を、余りに枉げて生きてはいないか?

 さて、史実を書き続けよう。

 幾ら説得しても脅しても、一行に埒が明かず、とうとう伊藤は各大臣一人づつ、是非の理由を明かすよう迫ったのである。それでも反対したのは、韓参政大臣と閔泳綺度支部大臣の二人だけとなった。外部大臣朴斉純は渋々条件付で賛同し、学部大臣季完用そのほかの大臣総て日本案に賛成した。

 伊藤は取り纏めの積もりで言を発してからの言葉のやり取りを我なりに完結に纏めさせて貰い暫く書き綴る。

 伊藤 他の者は総て賛成しているのに、其処の御二人は尚も反対するならば、日本と絶交せんとするものか。予を諸君等は甘く見ているのか。

 韓参政 否、決してそうではないが、我は決して吾意を翻すものではない。しかし、王に逆らい、閣僚達とも意見を違え続けている以上、宜しく進退を決し、謹んで大罪を待つの外無しと考える。

 こうして一応伊藤が押し切った形になってことは決まったが、伊藤にも相手の面子を考えて幾分譲歩した形に落ち着いたのである。伊藤は自ら筆をとり、王の意向も取り入れて、その日のうちに作成した。

 先ず、前文に次のように書き込んだ。

 「韓国の富強の実を認める時に至る迄」

 次に記すのが、実質は保護条約の第二次日韓協約の内容である。
 
 「日本国政府及び韓国政府は両帝国の結合する利害共通の主義を鞏固ならしめんことを欲し韓国の富強の実を認める時に意たる迄此目的を以って左の条款を約定せり

第一条 日本国政府は在東京外務省に由り今後韓国の外国に対する関係及事務を管理指揮すべく、日本国の外交代表者及領事は外国に於ける韓国の臣民及利益を保護すべし

第二条 韓国政府は今後日本国政府の仲介を由らずして国際的性質を有する何らの条約若しくは約束を生さざることを約す

第三条 日本国政府はその代表として韓国王の闕下に一名の統監を置く。統監は専ら外交に関する事項を管理する為め京城に駐在し親しく韓国王に内謁するの権利を有す。日本国政府は又韓国の各開港場及其外必要と認める地に理事官を置くの権利を有す

第四条 資料紛失。

第五条 日本国政府は韓国皇室の安寧と尊厳維持することを保証する」

 さても歴史書への史実の解釈は、著者の思い一つで全く別なものと生る。この協約が韓国を日本の保護国として認めるものとすることは確かだが、果たして日本は韓国を貪る為に突きつけたものなのか?これから先に行われる韓国経営に関る日本の経済的収支の結末を見れば直ぐに証は出来るのだ。

 いよいよ此スレの本題の話になってきた。これからは変換ミスの無いように、史実のつづりと平行して、思うが侭に意見を押し付けて行く積もりである。

続 く


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